2023年12月5日

【あの“カラシ”も】日本貨物鉄道新鶴見機関区のEF65形電気機関車、EF210形300番台へ順次置き換えか

2023年12月4日、日本貨物鉄道新鶴見機関区に所属しているEF65形2060号機・2063号機・2065号機の3両が2066号機に牽引されて大宮総合車両センターへ入場しました。牽引担当の2066号機以外はパンタグラフが下ろされており、廃車除籍処分となる可能性があります。
▲牽引担当のEF65形2066号機の牽引で大宮更新色の2060号機・2063号機、国鉄特急色の2065号機がまとめて大宮総合車両センターへ旅立った。EF210形300番台(357号機以降)の追加投入に伴って置き換えられたか。このなかには東急電鉄2020系のトップナンバーの甲種輸送を担当した国鉄特急色のEF65形2065号機(写真)が含まれている
▲2023年11月上旬にはDE11形2002号機とともに、前面部の貫通扉が黄色の『カラシ』でお馴染みであったEF65形2127号機(広島更新色)がEF210形112号機に牽引され大宮総合車両センターに回送されており、こちらも廃車除籍処分の可能性が高い。
▲新製配置が続く新鶴見機関区のEF210形300番台。348号機以来の配属となる357号機からは前照灯がLEDとなっている。

新鶴見機関区にEF210形300番台が初めて配属されたのは326号機で(これ以前はすべて吹田機関区に配属されている)、現時点で326号機から330号機、340号機から348号機、357号機から362号機(2023年12月4日時点)の20両が配属されており、大宮更新色のまま残った号機や国鉄特急色でも検査期限を迎えた号機などのEF65形を置き換えていくようです。このうち2065号機以降は国鉄特急色復元と全般検査を同時に施工されていたほか、東急電鉄2020系のトップナンバーの甲種輸送牽引を担当していました。EF210形300番台の配属が続けば、EF65形2000番台も一気に置き換えられていく可能性が十分あり得ます。今後総合車両製作所横浜事業所からの新製車両を新鶴見信号場から牽引する電気機関車も変更されるかもしれませんね(総合車両製作所横浜事業所から新鶴見信号場まではDD200形の牽引)。