2023年12月10日、小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001Fの最後の運用となった特別団体専用列車『ロマンスカー・VSEラストラン~おもいでは永遠に~』が小田原線・江ノ島線・多摩線全線と箱根登山鉄道小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間で運転されました。この特別団体専用列車をもって同形式のすべての運用を終了しました。
▲特別団体専用列車『ロマンスカー・VSEラストラン~おもいでは永遠に~』を最後に特別団体専用列車を含むすべての運用を終了したロマンスカー“VSE”50000形50001F。沿線では大勢のファンに見守られながら最後の客扱いでの力走を見せてくれた。途中新宿(OH01)では定期運用で発着していた2番ホームに入り、発車標に惜別のメッセージが表示された。
▲海老名検車区での引退記念撮影会の喜多見検車区からの送り込みで、本厚木(OH34)以西のどこかで折り返したあと海老名検車区への入出庫線を通り、海老名検車区39番構内留置線に留置された50001F。
▲相模大野(OH28)で掲示されたロマンスカー“VSE”50000形のラストランの掲示。同形式が10両であることから、それにちなんで両先頭車(2枚分)とそのあいだに『ラストランVSE』の8枚分(8文字)を挟んで10枚が掲示されている。
2022年3月に定期営業運転を終了して約1年9ヶ月、ロマンスカー“VSE”50000形のすべての運用が終了となりました。12月10日のラストランの行路は『引退間際!VSE50001編成~ロマンスをもう一度/沿線の車窓風景を楽しむ旅』・『さよなら50002編成~ロマンスをもう一度/沿線の車窓風景を楽しむ旅』とほぼ同じで、違いは箱根登山鉄道に入線したあと、箱根湯本から海老名(OH32)で終了(海老名から喜多見検車区まで回送)となるところ、ラストランということで海老名から成城学園前(OH14)まで乗客を乗せる区間が延長されている程度でした。つまり運転区間は相模大野→片瀬江ノ島(OE16)→喜多見検車区→唐木田(OT07)(ここまでは第1回)→新宿→喜多見検車区→大野総合車両所→秦野(OH39)(ここまでは第2回)→海老名検車区→箱根湯本→成城学園前(ここまでは第3回)と走行していきました。新宿では定期運用で入線していた2番ホームに最後の入線を果たし、ロマンスカーの発車標には惜別のメッセージが掲示されたようです。私はその前日の9日に海老名検車区で行われた『ロマンスカー・VSE(50000形)引退記念撮影会』に参加しましたが、これが最後の同形式撮影となってしまいました。
~ロマンスカー“VSE”50000形、約18年間の活躍と思い出をありがとう!~