2023年12月24日、東日本旅客鉄道鶴見線向け新型車両のE131系1000番台が定期営業運転を開始しました。初日は205系1100番台都ナハT19編成が充当されていた土曜休日09運用の1008列車(扇1005→鶴1024)の折り返し列車となる1009列車(扇1047←鶴1030)から車両交換の形で都ナハT1編成(クモハE131-1001以下3両)が充当されました。
▲2024年3月15日の営業運転終了を前に早くも1編成(都ナハT18編成)が運用離脱となった205系1100番台。写真の都ナハT19編成は2023年12月24日の土曜休日09運用に1008列車まで充当され、1009列車からE131系1000番台都ナハT1編成に車両交換される形で運用を離れた。日中時間帯は2編成で運用となるため本数の多い朝夕を中心に狙うとよさそうだ。
▲E131系1000番台の営業運転初列車となった行先『扇町(JI-10)』と日中時間帯にも設定のある『浜川崎(JI-08)』(LED表示は205系1100番台で撮影)。扇町発着(特に浜川崎~扇町間)は日中時間帯は2時間に1本の運転となる列車で、扇町での折り返し時間は短いので注意だ。
▲E131系1000番台の営業運転初日には見られなかった行先『海芝浦(JI-52)』。同駅付近は東芝エネルギーシステムズ京浜事業所があり、事業所の関係者以外は乗降できない駅だが、日中時間帯にも同駅発着列車が運転されている。交通系ICカードで海芝浦まで乗った場合は出場用・入場用の簡易ICカード改札機にどちらもタッチしておこう。
土曜休日ダイヤの1009列車では鶴見は改札口や階段が近い3番線からの発車となりますが、E131系1000番台への車両交換の関係で4番線からの発車となりました(土曜休日ダイヤでの鶴見4番線からの発車は1本のみ)。E131系1000番台ではこれまでの同系列(房総地区0番台・相模線500番台・宇都宮線および日光線600番台)と異なり列車番号表示器がありませんので運用を調べる際はご注意ください。種別行先案内表示器はフルカラーLED式ですが、なんと行先部分は205系1100番台の3色LED式の行先表示仕様に合わせた色分け(ただし鶴見行きだけは白色)で表示されています。つまり支線(新芝浦(JI-51)・海芝浦(JI-52)および大川(JI-61)の方面)に入らない下り列車は赤色、海芝浦方面の支線に入る下り列車は緑色、大川方面の支線に入る下り列車は黄色となります。なおこの土曜休日09運用は夕方の大川発着列車が含まれており(土曜休日の大川発着は3往復のみで、朝2往復、夕方1往復のみ)、それにも充当されるようです。2024年3月16日のダイヤ改正まで車掌乗務(黄色の各駅停車表示)で、3月16日以降は車掌が乗務しないワンマン運転(黄色の各駅停車表示が黄色のワンマン表示に変更)で運用される予定です。