2023年12月9日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2023.12.09 ありがとうVSE、おもいでは永遠にSP~

2023年12月9日は小田急電鉄小田原線を撮影…ですが、今回は海老名検車区東側で行われたロマンスカー“VSE”50000形50001F『ロマンスカー・VSE50000形引退記念撮影会』の第1回に参加してきましたので、その様子を報告します。

今回は伊勢原(OH36)から8000形8058F+8258Fの(1108レ→)3108レ(土曜休日E32運用)に乗って海老名(OH32)へ向かいます。
途中の厚木(OH33)でなんとロマンスカー“VSE”50000形50001Fとすれ違い。撮影会のための喜多見検車区からの送り込み回送ですが、あえて海老名以西のどこかで折り返して海老名検車区に入庫させるものと思われます。
私の時計で8時11分、ロマンスカー“VSE”50000形50001Fが海老名検車区に入庫する様子をキャッチ。伊勢原1番ホームまたは秦野(OH39)1番ホームで折り返しした可能性があります。伊勢原1番ホームの場合には定期回送列車の折り返しも多いため、秦野1番ホームでの折り返しが有力でしょうか。

海老名西口付近で受付を済ませ、海老名検車区正門前に集合して小田急トラベルの担当者の案内で移動していきます。私自身が海老名検車区構内に入るのは10月22日の8000形8256F(6両固定編成)の撮影会以来です。
今回の撮影会の主役車両のロマンスカー“VSE”50000形50001Fは東側の39番構内留置線に留置されました。この4回に分かれた撮影会が終了したあとに海老名検車区から新宿(OH01)まで特別団体専用列車で走行し、折り返し回送で喜多見検車区に入庫する見通しです。12月10日のラストラン、特に終着地で喜多見検車区への出入庫線が繋がる成城学園前(OH14)ではファンの殺到が予想されています。大きなトラブルなく見届けていただきたいものです。
私自身この形式に乗る機会は実は多くありませんでした。かつての『はこね』・『スーパーはこね』のみの定期運用があったときに、小田原線内は途中町田(OH27)に停車の『はこね』がメインだったほか、ロマンスカー通過駅だった地元の伊勢原から近いロマンスカー停車駅が本厚木(OH34)だったので、本厚木停車の『さがみ』『はこね』に乗ることが多く、白色のロマンスカーに乗る機会に恵まれなったのも事実です。なんとか定期運用終了直前の2022年1月に伊勢原~箱根湯本(OH51)間の往復をこの形式で乗れたのはいい思い出です。
2022年1月29日からロマンスカー“VSE”50000形に引退記念装飾が施されましたが、最初に施工されたのは50002Fで、50001Fはその翌日以降に装飾されていました。
前照灯はHIDライト。ロマンスカーでは“MSE”60000形とともに採用され、通勤形電車では唯一、4000形で採用されていました(現在は両形式ともにLEDに交換済み)。
この形式はロマンスカーで最後となる連接台車を採用していましたが、同形式の消滅によりすべての現役ロマンスカー車両がボギー台車となります。本当のラストラン前日にイベントの形で撮影できるとは思ってもいませんでした。定期営業運転終了後の特別団体専用列車は予備的存在であった50002Fよりも50001Fの充当が多かったイメージですが、50002Fの引退が迫ると50002Fでも充当機会が増えていました。
いずれはロマンスカーミュージアムへの保存を期待しつつ、シャッターを切りました。このように下から撮るのもこのイベントだからこそできたことです。
現在は喜多見検車区に休車状態で留置されている50002Fの今後が気になるところ。同形式は特殊構造の車体であるために、簡単に解体処分ができないのかもしれません。またロマンスカーミュージアムへの搬入の際には現役車両の牽引での輸送ではトラブルになる可能性もあることから、別手段を含めて検討するべきだと思います。
今回の撮影会は通勤形電車(1000形や8000形)の時よりも参加者が多くおり、撮影会も4回に分かれていたため、このロマンスカーの人気を改めて実感しました。ただしこのツアーでは撮影会のみのほかに撮影会+乗車の参加者も含まれています。
最後にこんな豪華なお土産を頂きました!大事にしようと思います。

タイムリミットまで撮影を思う存分楽しみましたが、今回は写真を悩みに悩んで厳選しましたことをご容赦ください。

おまけはミニ撮影での出来事です。まずは小田原線座間(OH31)にて。
5000形5055F回9211レ(土曜休日E72運用)。昨日の運用の流れから、この日は1003レだけの運用だろうと着目し、『もころん号』となったこの編成をキャッチ。クハ5055・クハ5455でデザインが異なります。乗務員扉部分までラッピングされているんですねぇ。
後追いもしっかり撮影しました。運転台に『もころん』のぬいぐるみが乗せられています。来年5月まで運転予定です。アプリにも表示されるので確認してみましょう。

今度は江ノ島線南林間(OE03)にて。
3000形3263F5188レ(土曜休日A25運用)。リニューアル更新工事を受けて運用復帰を果たしたこの編成に出会えました。車内防犯カメラはアンデス電気株式会社のものを設置しているようです。

最後は伊勢原~愛甲石田(OH35)間にて。
8000形8066F+クヤ31形。年内最後と思われる定期検測列車に遭遇しましたが、架線検測はなしでした。撮影は以上です。今回このようなイベントを開催してくださった小田急電鉄および関係者の皆様に感謝申し上げます。