2023年12月21日、小田急電鉄海老名検車区で予備留置が続いていた3000形3259F(旧川崎重工業2次車・6両固定編成)が喜多見検車区へ単独回送されましたが、前面部・側面部の種別行先案内表示器が従来の3色LED式からフルカラーLED式に換装されているようです。同編成は14日の平日A16運用で大野総合車両所に入庫したあと、16日に海老名検車区に回送されたものの、営業運転には入っていませんでした。
▲3000形1次車・2次車(6両固定編成)では種別行先案内表示器のフルカラーLED式への更新が進められており、側面部が小型仕様の日本車両製造1次車(ワイドドア車)と旧東急車輛製造2次車の全8編成で完了したが、今度は側面部が大型仕様の旧川崎重工業製造2次車にも波及することに。今回の当該は3259Fであり、海老名検車区留置中に換装されたか。
3000形6両固定編成の種別行先案内表示器の3色LED式からフルカラーLED式への更新工事は1次車・2次車は海老名検車区で換装、3次車以降は大野総合車両所でリニューアル更新工事を施工された際に行われています(8両固定編成は海老名検車区で換装)。同形式1次車・2次車の種別行先案内表示器の換装は2023年10月の3258F(旧東急車輛製造2次車・6両固定編成)以来で約2ヶ月ぶりですが、側面部が小型仕様から大型仕様へと変更された旧川崎重工業兵庫工場製造の2次車では初めての換装となります。基本的には3次車以降のリニューアル車両や8両固定編成の一部(3651F・3652F・3653F)と同様のタイプと思われます。今後は2次車の3260F・3261F・3262Fにも同様の動きが見られるのか、注目されます。
【3000形の種別行先案内表示器搭載状況】2023年12月21日現在
《3色LED式》※下線部はリニューアル車・3083F以降の10両固定編成は中間増備車を除く
3260F・3261F・3262F・3269F・3270F・3271F・3272F・3273F・3274F・3275F・3654F・3655F・3656F・3657F・3658F・3083F・3084F・3085F・3086F・3087F
《フルカラーLED式》※現在リニューアル入場中の編成を含む
3251F・3252F・3253F・3254F・3255F・3256F・3257F・3258F・3259F・3263F・3264F・3265F・3266F・3267F・3268F・3276F・3277F・3651F・3652F・3653F・3081F・3082F・3091F・3092F・3093F・3094F・3095F