2018年3月1日

東日本旅客鉄道が武蔵野線向け205系0番台・5000番台336両をインドネシアに譲渡へ

2018年2月28日、東日本旅客鉄道が武蔵野線向けに使用している205系0番台・5000番台(千ケヨ)について、2018年3月初旬から2020年までにインドネシアに譲渡すると発表しました。
▲武蔵野線にE231系0番台(千ケヨMU2編成・千ケヨMU31編成)が投入されたため205系0番台・5000番台の動きが注目されるが、数字上では全編成がインドネシアに譲渡されるようだ。

▲南武線からの転用車両である205系0番台。0番台も5000番台も転属車両関係なく譲渡となる。

譲渡する車両数は336両の予定で、つまり京葉車両センター所属の205系0番台千ケヨM62編成~千ケヨM65編成、南武線から転用された千ケヨM51編成・千ケヨM52編成の6編成48両分と、一部中間車のVVVFインバータ制御改造を施して5000番台となった千ケヨM1編成~千ケヨM36編成の36編成288両分を足すと336両となるので、全編成全車両が解体処分されずに譲渡される、という計算になります。インドネシアには数を減らしている東京地下鉄6000系のほかに、日本から埼京線・横浜線・南武線で使用されていた205系0番台を多く譲渡しました。今回はなんと0番台だけではなく5000番台も譲渡になるということで、海外では初のVVVFインバータ制御車の205系5000番台が導入されるということになるのでしょうか。いずれも8両固定編成で『PT KCI』というインドネシアの鉄道会社に渡る予定です。今後もE231系0番台の転用導入や205系0番台・5000番台の海外譲渡配給輸送列車が見込まれるため、武蔵野線への注目は一段と高まるばかりです。