2018年3月26日

東京急行電鉄5000・5050系0番台5156Fが横浜高速鉄道Y500系Y517Fに

2018年3月24日の009-072レ(土曜休日09K運用)より、東京急行電鉄5000・5050系0番台5156Fを横浜高速鉄道に譲渡し、仕様変更したY500系Y517Fが運用を開始しています。
▲写真の5000・5050系0番台(ただし種車は写真の編成ではないので注意)に最低限の仕様変更を施し、Y500系Y517Fと称した編成が運用に入った。運用範囲は仕様変更前と変わらず。

▲従来のY500系の仕様(写真はY515F)。種別表示は幕式、行先表示はLED式で、ドアチャイムの音色が5000系列とは異なる。なお2014年2月の大雪による衝突事故で残念ながら廃車となったY516Fもこの仕様だった。

東京急行電鉄5000・5050系0番台の5156Fから仕様変更されたY500系Y517Fと従来のY500系との識別として、前面部・側面部の種別行先案内表示器がすべてフルカラーLED式となっていること、ドアチャイムは5000系列と同じままであること、号車ステッカーが丸型となっていること、車内仕様が種車の元5156Fのままであることなどが挙げられます。基本的に種車の仕様を維持したままで、車体のラッピング・ロゴマーク・車両番号・ドアステッカーをY500系仕様に変更したものとみられます。なお車内LCD旅客案内表示器は15インチのままでした(5000・5050系0番台としては廃車扱いで車籍を横浜高速鉄道のY500系としている)。

2014年2月の大雪により元住吉(TY-12)下りホームで発生した衝突事故では衝突した側の5000・5050系0番台5155Fと衝突された側のY500系Y516Fの8両2編成が廃車となりました。前者の代替として大幅に仕様を変更した5177Fが導入されていましたが、Y500系Y516Fの代替がなく、一部は5000・5050系4000番台を8両編成に短縮したうえで運用されています(2018年3月現在では4105Fが該当します)。Y516Fの代替として5000・5050系0番台5156FのY500系への仕様変更が挙がったものと思われます。元5156FがY500系Y517Fとなったことで、元住吉検車区に在籍する5000・5050系は8両25編成(5151F~5154F・5157F~5177Fの200両)、10両10編成(4101F~4110F:100両、ただし4105Fは8両編成となっており、デハ4606・サハ4705の2両が保留車となっている)、Y500系は8両6編成(Y511F~Y515F・Y517Fの48両)となっています(いずれも2018年3月25日現在)。