2018年3月16日をもって、東日本旅客鉄道中央本線特急向けのE351系が『中央ライナー』および『スーパーあずさ』での定期運用を終了しました。残存していたのは長モトS21編成+長モトS1編成、長モトS23編成+長モトS3編成、長モトS24編成+長モトS4編成の12両3編成でした。
▲1993年12月の就役から約25年、『スーパーあずさ』の全定期列車をE353系(長モト)に譲った。上から長モトS21編成+長モトS1編成(中野[JC-06]にて)、長モトS23編成+長モトS3編成、長モトS24編成+長モトS4編成(いずれも八王子[JC-22]にて)である。E351系、本当に今までお疲れ様でした。
▲E351系の後継車両として導入されたE353系(上から神田[JC-02]、四ツ谷[JC-04]、豊田[JC-21]にて)。長モトS205編成+長モトS105編成までは付属編成とともに落成したが、6番目の長モトS106編成では付属編成を伴わずに新製出場している。今後のE257系0番台(長モト)の置き換えも行われそうだ。
同系列は昨年まで12両5編成(60両)が在籍していましたが、2017年12月23日からは新型車両のE353系(長モト)の営業運転開始とともに、E351系の量産先行車(ハイフン以下1000番台)の長モトS22編成+長モトS2編成と量産車(ハイフン以下0番台)の長モトS25編成+長モトS5編成の2編成(24両)が運用を離脱して廃車となり、残りは12両3編成(36両)となっていました。いずれの3編成も今後は廃車になるものと思われ、当初噂となっていた団体専用列車への転用は完全に白紙になったものと思われます。E351系は4月7日に新宿(JC-05)~松本間で運転される『ありがとうE351系 松本~新宿ラストランの旅』をもって運用を終え、廃車解体処分となりそうです。なお『スーパーあずさ』はダイヤ改正以降は臨時列車を含めてE353系での運転となり、E351系で運用されていた『中央ライナー』はE257系0番台で運転されるようです。