2017年5月19日

東日本旅客鉄道E233系3000番台横コツE-73編成が新製出場

2017年5月18日、東日本旅客鉄道東海道線・宇都宮線・高崎線・上野東京ライン・湘南新宿ライン向けのE233系3000番台横コツE-73編成が総合車両製作所横浜事業所を新製出場し、所属先の国府津車両センターまで試運転を兼ねて回送されました。
▲国府津車両センターに生え抜きのE233系3000番台付属5両編成が増備されるのは2015年3月に新製出場した横コツE-72編成(クハE233-3537以下5両:写真)以来で約2年ぶりとなる。

今回出場した横コツE-73編成は黒磯・前橋寄りからクハE233-3538+サハE233-3038+モハE233-3638+モハE232-3638+クハE232-3538と組成されており、車内2段LED式旅客案内表示器などの基本的な仕様は上野東京ライン開業前後に増備された横コツE-71編成(クハE233-3536以下5両)・横コツE-72編成に準じていますが、車内照明は3000番台では初めてとなるLED式に変更されています。この横コツE-73編成は東海道線などでの輸送力増強のために製造されたものとみられ、国府津車両センターに配置されているE231系1000番台・E233系3000番台の付属編成と共通運用になるものと思われます(ただし代走で小山車両センター所属の両系列の付属編成の運用に入ることがある)。

付属5両編成の横コツE-73編成が増備されたことにより、E233系3000番台は国府津車両センターに10両17編成と5両20編成の合計270両(横コツE-01編成~横コツE-17編成[元高タカL01編成]、横コツE-51編成~横コツE-67編成[元高タカD01編成]、横コツE-71編成、横コツE-72編成、横コツE-73編成)、小山車両センターに10両16編成と5両18編成の合計250両(宮ヤマU618編成[元高タカL02編成]~宮ヤマU633編成[元高タカL17編成]、宮ヤマU218編成[元高タカD02編成]~宮ヤマU235編成、ただしほとんどが高崎車両センターからの転属)の陣容となり、在籍両数は全部で520両となり、基本編成の33編成に対し付属編成は38編成となります。

【近郊型タイプE233系3000番台の在籍状況】
<国府津車両センター>
基本10両17編成・・・横コツE-01編成~横コツE-17編成
付属5両20編成・・・横コツE-51編成~横コツE-67編成・横コツE-71編成~横コツE-73編成

※横コツE-01編成・横コツE-02編成の6号車は車内トイレなし。
※横コツE-17編成・横コツE-67編成は高崎車両センターから転属。

<小山車両センター>
基本10両16編成・・・宮ヤマU618編成~宮ヤマU633編成
付属5両18編成・・・宮ヤマU218編成~宮ヤマU235編成

※付属編成の宮ヤマU233編成~宮ヤマU235編成を除き高崎車両センターから転属。