2017年5月8日の19時半過ぎに、小田急電鉄1000形1051F+1053Fが6663レ(平日B13運用)で運用していた際に本来ならば梅ヶ丘(OH09)手前で下り緩行線(各駅停車が主に使用する線路)に進入するところ、誤って下り急行線(準急以上が主に使用する線路)に進入するトラブルが起きていたことが分かりました。
▲1000形1051F+1053Fの『ブツ8』が緩行線ではなく急行線に誤って進入してしまった。しかしこれはダイヤ乱れの影響からポイント切り替えにおける理由があった。約10分の遅延で済んだものの、8両編成の各駅停車の急行線への誤進入は普段ならば考えられないことである。
実はこのときは15時33分頃に相模大野(OH28)の4番ホームで3536レ(平日E21運用)の8000形8064F+8264Fが人身事故に巻き込まれ(当該編成は同駅で運転を打ち切って大野総合車両所に緊急入庫した)、相模大野に進入するはずだった1236レ(平日E12運用)の8000形8051F+3000形3251Fは事故現場となった上りホームで規制をかけたためか3番ホームではなくその隣の通過線を走行するなどして(通過扱い)、ダイヤの大幅な乱れが発生していたためです。本来ならば線路の分岐器の切り替えは自動ですが、相模大野での人身事故によるダイヤ乱れのために手動で行われていたようです。運転士が急行線への誤進入に早く気づいたために車両を分岐器の手前までバックし、緩行線に進入して客扱いしました。この誤進入の影響により小田原線は約10分の遅延で済みましたが、ダイヤ乱れが夜にかけて続いていた中でのトラブルでしたので、こういう事象はあってはいけないことだと思っています。