2017年5月10日、相模鉄道が2017年度事業計画を発表しました。投資額は約105億円で、そのうち鉄道事業は約98億円(バス事業は約7億円)です。
【車両面】
▲相模鉄道に11000系以来となる新型車両導入についての言及があった。今年度は1編成のみの導入だが、その詳細(両数や系列名やベース車両のもとなど)は6月頃に発表される。
▲相模鉄道9000系についてはリニューアルが引き続き実施される。現在は9703F・9705Fの2編成が3代目『YOKOHAMA NAVYBLUE』塗装となっている。
9000系については引き続き3代目『YOKOHAMA NAVYBLUE』塗装への変更を兼ねたリニューアル更新工事が実施され、今年度は10両2編成分(20両)に施工されます。現在の同系列は7編成が在籍しているため、今年度分のリニューアルが完了すると9703F・9705Fを含めてリニューアル編成が4編成となり、現行の2代目塗装の編成が3編成に減って数値が逆転します。個人的な予想としては種別行先案内表示器が幕式のままの9701F・9702Fとみていますが、車番が旧字体のままである9707Fなどにも注意が必要です。さらには2019年度に東日本旅客鉄道との直通運転、2022年度に東京急行電鉄との直通運転に向けて、11000系以来となる新型車両の導入について言及がありました。今年度は1編成が導入されるようです。詳細は6月の発表ということですので楽しみに待ちましょう。また現行の8000系は2編成の走行機器更新を予定しています。
【設備面】
設備面では鶴ヶ峰(SO-09)に待合室、和田町(SO-06)、相模大塚(SO-15)、さがみ野(SO-16)、緑園都市(SO-32)に行先案内表示器を設置するほか、西横浜(SO-03)、緑園都市、弥生台(SO-33)の駅舎リニューアルが実施されます。また海老名(SO-18)では改札口の増設やホームドア設置、保育施設整備のための建て替え工事について言及されており、2019年度に完成とする予定です。余談ですが、5月15日からは相模鉄道の車両は女性専用車にあたる4号車の弱冷房車の設定を解除し、いずれも横浜(SO-01)寄りから2両目の7号車(8両編成の場合)・9号車(10両編成の場合)に変更するようですね。