2017年5月23日、東京地下鉄千代田線などで長らく活躍していた綾瀬検車区所属の6000系6120Fが営業運転を離脱し、和光検車区新木場分室に併設された新木場CRまで回送されました。この編成は廃車除籍になるものと思われ、インドネシアへ譲渡されるか注目されます。
▲平日朝ラッシュ時間帯の運用を終えて帰らぬ旅へ出た6000系6120F。同編成の廃車除籍で残りは4編成(40両)に。6120Fはインドネシアで第2の人生を歩むのだろうか。
6000系の廃車はこれで31編成目(ハイフン車を除く)となります。この編成は廃車回送当日の朝に東日本旅客鉄道常磐緩行線に直通する平日27S運用に充当されて松戸(JL-22)まで入線し、綾瀬検車区に入庫するB927S列車をもって営業運転を終えていました。同編成の廃車除籍により残る6000系は4編成(6102F・6122F・6129F・6130Fの40両)となり、内訳は小窓車が最古参の6102F、大窓改造車が6122F・6129F・6130Fの3編成となっています。後継車両の16000系の増備がさらに進んだことで、この6000系は最近になって平日朝夕ラッシュ時間帯を中心として自社の千代田線(支線除く)および乗り入れ先の東日本旅客鉄道常磐緩行線での運用がメインとなったことから、同系列は小田急電鉄小田原線・多摩線への直通運用から撤退した可能性が高いものと思われます。
東京地下鉄千代田線関連で余談ですが、東日本旅客鉄道E233系2000番台の最新鋭である東マト19編成(クハE233-2019以下10両、LED照明搭載)が同日の706K列車(平日07K運用、松戸07:00発の代々木上原[OH05, C-01]行き)より営業運転を開始し、翌24日には小田急電鉄小田原線・多摩線に直通する平日27K運用に充当され、両路線へは1803レ→1810レで乗り入れ運用を開始しています。同編成の運用開始で希少な209系1000番台(東マト81編成・東マト82編成)の動きが注目されますね。