2017年5月15日

東京地下鉄16000系16119F・16121F、小田急電鉄小田原線・多摩線への乗り入れを開始

2017年5月14日より、東京地下鉄千代田線向け16000系の4次車(日立製作所笠戸事業所で製造された編成)のうち、新製当初から小田急電鉄小田原線・多摩線に乗り入れない車両(『サークルE』編成)として自社の千代田線(北綾瀬[C-20]方面の支線を除く)や東日本旅客鉄道常磐緩行線のみで運用されていた編成が小田原線・多摩線への直通運転を開始しました

▲綾瀬検車区所属の16000系で小田急電鉄小田原線方面に直通しない『サークルE』編成のうち、16119F・16121Fの『サークルE』がついに解除され、営業運転を開始して初めて小田原線・多摩線に足を踏み入れたのである。

▲『サークルE』の解除と小田原線・多摩線への直通運用開始が予想される16120F。16125F・16126Fの『サークルE』が解除となれば16000系の全編成が小田原線・多摩線への直通が可能となる。

同系列4次車の『サークルE』編成となっていた5編成(16119F・16120F・16121F・16125F・16126F)のうち、最初に小田原線・多摩線に営業運転で直通を開始した16119Fは14日の土曜休日37S運用に充当され、小田原線・多摩線内は1802レ1831レ1848レで1.5往復走行しました。また15日から16121Fが平日13S運用に充当され、小田原線・多摩線内は3707レ1800レ1815レ1822レで2往復走行しました。これは廃車が進む6000系が6102F・6120F・6122F・6129F・6130Fの5編成までに減少し同系列の小田原線・多摩線への乗り入れを一時的に停止して朝夕ラッシュ時の運用などに変更したことにより、その代替として16000系16119F・16121Fの『サークルE』を解除し小田原線・多摩線への直通運用を解禁にしたのではないかと思われます。今後は16120F・16125F・16126Fも『サークルE』が解除され、小田原線・多摩線の直通運用に入る可能性が大いにあるものと思われます。

ちなみに同系列は現在のところ、5次車の16134Fまでの10両34編成(340両)が落成しており、あと3編成(30両)で増備終了ですね。

【16000系電車の在籍状況  ※2017年5月15日現在】
1次車(川崎重工業兵庫工場製造):16101F~16105F  ※貫通扉が中央に配置
2次車(川崎重工業兵庫工場製造):16106F~16112F
3次車(日立製作所笠戸事業所製造):16113F~16116F
4次車(日立製作所笠戸事業所製造):16117F~16128F  ※黄色の帯が追加
5次車(川崎重工業兵庫工場製造):16129F~16134F