2024年9月26日

【初のサステナ車両】元小田急電鉄8000形8261F、西武鉄道国分寺線での系列名称と車両デザインが決定!

2024年5月に小田急電鉄から西武鉄道に譲渡され、同年6月30日終電後に武蔵丘車両検修場に転用改造工事のために入場中の『サステナ車両』である元小田急電鉄8000形8261F(6両固定編成)ですが、譲受車両の系列名称と車両デザインが決定したと発表しました。
▲現在転用改造工事を受けている元小田急電鉄8000形8261Fは新たに『西武鉄道8000系』として国分寺線に投入されることが決まった。トップナンバーは『8101F』、それ以降は『8102F』『8103F』…ということになるのだろうか。デザインは西武鉄道のコーポレートカラーの『ブルー』と『グリーン』をベースとした市松模様となっている。
▲今後も小田急電鉄8000形の西武鉄道譲渡編成が増えるものと思われるが、一部は部品取りでの譲渡もあり得そうだ(写真は8260F8262F8263F8266F)。

西武鉄道国分寺線で運用される元小田急電鉄8000形電車であることを踏まえて西武鉄道での系列名は『8000系』となり、6000系、9000系と同じ付番方法になるものと思われ、トップナンバーは『8101F』、それ以降は『8102F』『8103F』…という編成番号になるものと思われます。前面部のデザインは30000系に近いもの、側面部のデザインは30000系および40000系とを折衷したようなものとなっています。なお車端部以外の7人掛けの一般座席部分は変更ありませんが、優先席などの車端部の座席は小田急電鉄時代の4人掛けから西武鉄道では3人掛けに変更されています。また網棚上部の広告スペースは西武鉄道では小田急電鉄より大きめであることから、広告スペースの大きさが変更されています。小田急電鉄時代からの袖仕切り板は設置されていないほか、車内照明はLED式に更新される見込みです。車内防犯カメラは譲渡時点で未設置であるほか、車内案内表示器は2006年度のリニューアル更新工事の際に設置されていますので、活用されるでしょうか。なお西武鉄道公式YouTubeでは譲渡される前の小田急電鉄時代の車番や“OER”ロゴマークを撤去するなどの様子が見られます。いずれはドアステッカーの変更やQRコードの撤去などが見込まれます(ドア部分には黄色の警戒色が追加される見込み)。車番(ホームドア設置に対応した場所に配置)と元クハ8261のスカート部分を今後どうしていくのか気になる部分はありますが、出場時の状況が注目されます。

【西武鉄道8000系の在籍状況】※2024年9月26日現在 全体…1編成6両
《6両固定編成》(仮)8101F 種車…元8261F
※編成番号は正式に判明するまで予想としたうえで(仮)表記とします