2024年9月2日、小田急電鉄大野総合車両所に入場していた8000形8058F(4両固定編成・2011年度リニューアル車)が重要部検査を受けて出場し、小田原線で試運転を行いました。このあいだの8258F(6両固定編成・2004年度リニューアル車)は単独で運用されていましたが9月3日の平日E31運用より8258Fとのペアに戻り運用復帰を果たしています。
▲2011年度リニューアル車の8000形8058Fが無事に検査出場。出場翌日には8258Fとのペアに戻っていた。相方の8258Fは6月に検査出場しているため、まだまだ活躍を続けそうだ。
これまでに8000形は14編成70両が除籍(13編成64両が廃車解体、1編成6両が西武鉄道譲渡)となって数を減らしており、来年度も6両固定編成の西武鉄道譲渡が予想されています。なお4両固定編成はいまのところ全編成が解体処分となっていますので、今回検査出場したということは今後も引き続き運用されることが予想されます。しかし8257Fについては単独運用の状態が続いているほか、8057Fの相方が3000形2次車の3257Fとなっており(一時的に相方が3258Fのときがあった)、動向が注目されています。ただ2024年度は約2年ぶりに5000形2編成(20両)の増備が控えており、譲渡された8261F以外にも8000形の廃車が出ることは間違いなさそうです。
【8000形の在籍状況】※2024年9月5日現在 全体…18編成90両/32編成160両
※下線部は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
《4両固定編成》
運用中…9編成(36両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8059F・8063F・8064F・8065F・8066F
廃車済…7編成(28両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8060F・8061F・8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F・8253F・8257F・8258F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
譲渡済…1編成( 6両)
8261F
廃車済…6編成(36両)
8251F・8254F・8255F・8256F・8259F・8264F