2001年7月の舞浜ディズニーリゾートライン開業当時から活躍し、2023年11月に運転時刻が公表されていた“Type X”10形41号編成(グリーン)が2024年9月1日のラストラン貸切列車(リゾート・ゲートウェイ・ステーション発から2周運行)をもって営業運転を終了しました。なお一般列車での最終営業運転は同日の6時35分頃から14時45分頃まででした。
▲2001年の開業当初から約23年間走り続けた舞浜ディズニーリゾートライン“Type X”10形41号編成(グリーン)が2024年9月1日深夜に営業運転を終えた。同年1月1日就役の“Type C”100形151号編成(グリーン)と約8ヶ月間は新旧グリーンで同時運用されることがあった。
▲東京ディズニーランド開園30周年記念のラッピング車など、何度か期間限定ライナーにも起用された“Type X”10形41号編成。東京ディズニーシー開園15周年記念のラッピング車に11号編成(ブルー)と31号編成(パープル)が起用された際には11号編成の代わりに『アナとエルサのスノークリスタル・ライナー』にも起用されたことがある。
▲最後まで残った“Type X”10形41号編成は7月下旬の運用離脱で心配されたが、8月20日には運用復帰し、無事に最後まで役目を果たした。この形式の退役で初代車両の歴史に終止符が打たれ、すべて“Type C”100形の運転に完全統一された。
▲リゾート・ゲートウェイ・ステーションの改札内で行われていた“Type X”10形11号編成(ブルー)のカットモデルの展示も終了した。このカットモデルは今後どうするのだろうか。
“Type X”10形はリゾートライン開業当初からの車両で、5編成30両が日立製作所笠戸事業所で製造されました。11号編成(ブルー)・21号編成(イエロー)・31号編成(パープル)・41号編成(グリーン)・51号編成(ピーチ)が準備されました。2011年には東日本大震災、2020年には新型コロナウィルスでの長期休園を経験しています。それでも約23年間走り続けてくれたことには感謝しかありません。今年7月上旬に私も運転時刻を調べて乗り納めをしてきましたが、現在の“Type C”100形とはまた違った味わいがあり、先頭車に4席(定員8名)の展望席や旅客用扉の間の中央部分が出っ張った座席の形状、車両間貫通扉なし、最後尾車両のアナログ運転台など、同形式と異なる部分を比較しながら乗ることもできました。9月2日以降はすべての列車が“Type C”100形となり、同形式への置き換えは実質完了しました。あとは“Type X”10形41号編成(グリーン)の旅立ちを残すのみとなっています。
~舞浜ディズニーリゾートライン“Type X”10形、約23年間本当にお疲れさまでした!~