2024年9月25日、小田急電鉄大野総合車両所に入場していた8000形8066F(4両固定編成・2011年度リニューアル車)が重要部検査を受けて出場し、小田原線で試運転を行いました。運用復帰間近と思われますが、検査入場前の相方が8266F(6両固定編成・2006年度リニューアル車)ではなく3000形2次車の3256Fとなっていました。
▲2011年度リニューアル車の8000形8066Fが無事に検査出場。この関係から9月上旬実施のクヤ31形との定期検測(の電源供給車)と、同形式の大野総合車両所入場時の補助は8000形8065Fが担当した。
▲本来は8000形8266Fが8066Fの相方となるのだが、何らかの都合で8266Fとのペアには戻れない可能性がある。入場前の相方は3000形3256Fが担当していたため、同編成となる可能性はある。
今回出場した8000形8066Fではもともとクヤ31形との連結に対応しており、出場とともにD-ATS-Pの二重系化が実施されたようです。D-ATS-Pの二重系化は3000形の一部編成で実施されていますが、8000形4両固定編成では初めてのことと思われます。クヤ31形との連結には欠かせない編成のひとつであることから今後も活躍が期待されています。元相方の8266Fは単独が続いているため、今後の譲渡を含めた動向が気になります。
【8000形の在籍状況】※2024年9月25日現在 全体…18編成90両/32編成160両
※下線部は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
《4両固定編成》
運用中…9編成(36両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8059F・8063F・8064F・8065F・8066F
廃車済…7編成(28両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8060F・8061F・8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F・8253F・8257F・8258F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
譲渡済…1編成( 6両)
8261F
廃車済…6編成(36両)
8251F・8254F・8255F・8256F・8259F・8264F