2024年6月6日から小田急電鉄3000形3271F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が大野総合車両所にリニューアル更新工事施工のため入場中ですが、9月13日には下り方の3両のサハ3371+デハ3421+クハ3471が帯を撤去された状態で姿を現し、ホームドア対応の車両番号が記載されていることから、リニューアル更新工事中の様子が確認できました。
▲リニューアル更新工事が進められている旧川崎重工業5次車の3000形3271F。就役当初の帯であるロイヤルブルーは撤去済みで、ホームドア対応の車番が追加されている。旅客用扉は未交換だが、リニューアル更新工事の施工で車椅子とベビーカーが利用できるフリースペースが追加されているものとみられる。
▲車内防犯カメラは八幡電気産業株式会社のタイプと思われる。運用復帰時にチェックだ。
3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は2024年度も3編成18両の施工ということで、3271Fで今年度2編成目となっています。同じく5次車の3269Fは今年度最初の施工ということから旅客用扉が交換されましたが、3271Fでは省略されています。クハ3271にある電気連結器を撤去する関係でクハ3471の女性専用車ステッカーは撤去されましたが、ホームドア対応のQRコードと子育て応援車両ステッカーはそのままとなっています。車内防犯カメラはアンデス電気株式会社ではなく八幡電気産業株式会社のタイプと思われます。帯は入場前のロイヤルブルーが撤去されたのみで、まだインペリアルブルーを巻いていません。今年度分ではあと1編成の施工ということで、動向が注目されます。特に3000形6両固定編成でロイヤルブルーのまま残る3270Fが気になりますね。6号車に電気連結器を備える3000形もあと8編成となっていますから、1000形4両+3000形6両の併結時など記録を取っておきましょう。
【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年9月16日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F・3266F・3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F・3264F・3267F
《2024年度》1編成( 6両)
3269F
《現在入場中》1編成( 6両)
3271F
《現在未施工》8編成(48両)
3270F・3272F・3273F・3274F・3275F・3276F・3277F