2024年9月22日は小田急電鉄小田原線を撮影しますが、今回は海老名検車区構内で行われた『8000形で蘇る懐かしのネームドトレインヘッドマーク復刻撮影会』の第1回に参加してきましたので、その様子を報告します。まずは伊勢原(OH36)にて。
3000形3092F。6507レ→6520レ(土曜休日E24運用)。
8000形8266F。6813レ(土曜休日A16運用)。8000形の単独が増えている状況ですが、検査や車軸交換なども絡んでいるでしょうか。来年度も廃車解体処分と西武鉄道への譲渡が予想されているだけに、今後の動向が気になる形式のひとつです。
同編成はなんとなんと8000形8057F+3000形3257Fの3106レ(土曜休日E68運用)と並びました。8000形は編成関係なく記録しておきたい通勤形最古参です。
ロマンスカー“EXE”30000形30057F+30257F。回9005レ(土曜休日N41N61運用)。置き換えが発表された未更新車両に出会いました。0974レの送り込みでした。また回9009レ(土曜休日N42N62運用)がなんと“EXE”30000形30055F+30255Fの充当であったため、『スーパーはこね』にその編成が充当されたことに。
私はそのあと3000形3087Fの3108レ(土曜休日E18運用)に乗って移動し、海老名(OH32)に向かいます。
海老名では下り2番ホームにホームドアの本体が設置されました。昨日の時点ではホームドア本体が設置されていなかったため、昨日終電後(本日未明)に喜多見検車区に留置されていた4000形4053Fによって運搬され設置されたものとみられます。相模大野(OH28)と同様に下りホームからの設置となりました。またホームドア設置に備えて停止位置の目安となるものも設置されました(10両と6両・8両の分)。
改札口付近で受付を済ませ、小田急トラベルの担当者の案内で移動します。今回の展示車両は通勤形電車最古参の8000形で以下の編成が使用されました。この撮影会では2グループに分かれて正面からと別角度からで撮影をしましたが、写真は私が厳選したものであることをご容赦くださいませ。
38番構内留置線…8000形8252F 表示は『急 行伊 勢 原』
39番構内留置線…8000形8051F 表示は『急 行小 田 原(OH47)』
今回の使用車両は8000形8051F(4両固定編成・2008年度リニューアル車)・8252F(6両固定編成・2006年度リニューアル車)となりました。両者は一昨日の平日E26運用で大野総合車両所に入庫したあと、21日に予備となり、海老名検車区に回送され、イベントの準備を行ったものと思われます。ヘッドマークは8051Fが『味覚号』、8252Fが『猪鍋号』となりました。いずれはこれを交互に変えることになります。
今回は61番構内留置線を行き来する事業用車両が往復していたこともあり、まさかのコラボとなりました。なお今回は天候の都合などで近隣の留置線にいる車両は撮っておりませんのでご注意。
この両者は普段から組まれているペアなので、見慣れていますが、イベント参加という形では私にとっては8051Fは通勤形電車の撮影会以来2回目、8252Fは初となります。
この8051Fは通勤形電車の撮影会の時にも種別行先表示は違いますがこの39番構内留置線に留置されていましたね。就役40年を数えるベテランですが、まだまだ活躍は続きそう。この『味覚号』での種別行先表示は普段から見かける表示なので省略。
一方の8252Fは珍しいイベント参加。この『猪鍋号』では平日に新宿(OH01)発で2本設定がある種別行先。1233レ(平日E67運用)と1269レ(平日E21運用)で見られます。それ以外は東京地下鉄千代田線からの直通列車で見られます。
8000形4両固定編成・6両固定編成は9編成ずつが残り、西武鉄道への『サステナ車両』としての譲渡も始まっています。8252Fは果たして譲渡されるのでしょうか。
撮影中も時々雨が強まり、私はこのイベントのためにポンチョを着用して撮影に挑んでいましたが、湿気が多く蒸し暑かったです。この写真からでも雨粒が見えるのがお分かりいただけるかと思います。何度か雨に降られながらも撮影に挑みました。
この8051Fに掲出されているヘッドマークは『味覚号』。デザインはとてもシンプルです。それでも通勤形最古参への掲出なのでなかなか似合いますね。通勤形撮影会の時はヘッドマークがなかったため、ある意味新鮮ではあります。
この8252Fに掲出されているヘッドマークは『猪鍋号』。イノシシのイラストが入ったものとなっています。8000形リニューアル車とヘッドマークの組み合わせはなかなか見られません。
せっかくなので『猪鍋号』の方は種別行先案内表示を撮りました。私自身もこの種別行先に乗る機会が少ない(快速急行で十分な方である)ので、いい記録になりました。
今回の2つのリバイバルヘッドマーク。8000形自体の撮影に時間を要したことや悪天候の中での撮影とあって『味覚号』と『猪鍋号』のヘッドマークを取り損ねそうになりましたが、なんとか無事にゲット。
今度はヘッドマークと種別行先を交換して撮影となります。8051Fが『猪鍋号』、8252Fが『味覚号』となりました。種別行先表示は交換時以外は変更されずそのままとなりました。また天候は徐々に回復し、雨が止んでくるようになりました。
2編成あると様々なスタイルで撮れるので、これはこれでありかもしれません。イベント終了後に再編されるのでしょうか。
種別行先が交換されたからか、8252Fはヘッドマークがある以外は普段と変わらないスタイルになりますね。8051Fが表示する機会が多くない『伊勢原』表示のためか、あくまで私の勝手な想像ですが、両者を組んで走らせたときに途中の伊勢原で切り離し…なんて出来ちゃいそう…。
ヘッドマークや種別行先が逆転したパターン、なかなかよかったです。
最後は最初と同じ状態に戻したうえで、至近からも撮影しましたが、今回は省略させていただきます。8000形は2代目5000形の新製投入で置き換えが進み、数を減らしています。一部の6両固定編成は西武鉄道国分寺線向けに譲渡(と甲種輸送の実施)が2025年度にも予定されていますが、まだどの編成になるかは想像がつきません。撮影は以上です。写真は先にも述べましたが、厳選したものでご容赦ください。
今回このようなイベントを開催してくださった小田急電鉄および小田急トラベルの関係者の皆様に感謝申し上げます。