2024年4月29日

【あの衝撃から約3年】相模鉄道10000系10702F(10両固定編成)、3代目塗装“YOKOHAMA NAVYBLUE”に変更され運用復帰

2024年4月29日の7703レ(湘0542←俣0526・土曜休日67運用)より、相模鉄道10000系10702F(10両固定編成)がかしわ台車両センターで2代目塗装から3代目塗装の“YOKOHAMA NAVYBLUE”塗装に変更され、営業運転に復帰しました。
▲2021年5月21日に11000系に似た衝撃的な姿で運用復帰してから約3年、ついに3代目塗装への変更と内装更新工事を受けて運用復帰を果たした10000系10702F。これが2024年度分の対象の可能性があり、この動きから10703F(8両固定編成)の動向が注目されることに。
▲10000系で2代目塗装のまま制御装置と列車番号・種別行先案内表示器の更新工事を受け、内装未更新のままである編成は10703F(8両固定編成)だけに。この10703Fの動向に注意だ。
▲10000系10両固定編成での3代目塗装は2編成目、通算では3編成目となった。内装更新の際に座席モケットとステッカー類が交換された。

同編成は2021年5月に新型コロナウィルスの影響による影響から制御装置と列車番号・種別行先案内表示器の更新を受けたものの塗装変更と内装更新を省略した衝撃的な姿で運用復帰した際に11000系と似た顔つきであると注目され、約3年間この姿で運用されてきたことになります。ただし運用離脱は昨年12月頃であると思われ、事実であれば約5ヶ月間運用を離脱していたことになります。内装は10701F10704Fと同じものに更新済みとみられます。

このことから3代目塗装に変更されていない10703F(8両固定編成)の動向が注目されることになります。今年度分は3編成のリニューアルを発表していますが、今回の10702Fへの施工が含まれている可能性があります。これが事実ならばあと2編成ということになりそうです。5月からは復刻塗装をイメージしたラッピング車両も登場しますから、2024年度は10000系から目が離せなくなりそうです。

2024年4月27日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2024.04.27 リニューアルされた3264Fともころん号に出会う~

2024年4月27日は小田急電鉄小田原線を撮影。今回は伊勢原(OH36)にて。
3000形3085F3150レ(土曜休日E23運用)。
ロマンスカー“EXEα”30000形30253F0326レ(土曜休日N62運用)。この編成は先月上旬の追いかけっこリレーの際に乗りましたねぇ。懐かしい。
3000形3252F1052レ(土曜休日A34運用)。
4000形4058F3152レ(土曜休日C18運用)。現在は4061Fがワンマン運転対応工事施工のため入場中ですが、2024年度も4編成に施工されることになりそうです。
3000形3264F1054レ(土曜休日A14運用)。リニューアル更新工事を受けた3264Fについに出会えました!リニューアル内容は前回の3263Fと同じようです。2024年度は入場中の編成を含めて3編成への施工になるのでしょうか。
ロマンスカー“EXE”30000形30057F+30257F0004レ(土曜休日N46N66運用)。この編成も先月上旬の追いかけっこリレーの際に乗りましたねぇ。懐かしい。
5000形5055F3154レ(土曜休日E71運用)。ついに念願の上り列車での『もころん号』をゲット。これまで下りから撮影してきたので嬉しかったなぁ。この編成は5月5日に喜多見検車区で撮影会に使用されます。来月までの運転となりますが、いつラッピング解除となるのか…。

撮影は以上です。

【思わぬ展開】相模鉄道で11000系『そうにゃんトレイン』を狙ったら想定外の展開が

2024年4月27日、私はとある用事をしてから、小田急電鉄江ノ島線を経由して相模鉄道本線へ向かいました。最初はさがみ野(SO-16)にて。
東日本旅客鉄道E233系7000番台都ハエ129編成6239レ(土曜休日81運用)。
20000系21109F6571レ(土曜休日35G運用)。2024年度の事業計画がついに発表された相模鉄道ですが、鉄道の新製車両はありません。
11000系11002F6241レ(土曜休日82運用)。この列車を実際に目撃したとき、とてつもない違和感を覚えました。直通運転先で線路に人の立入による遅延の影響からか、所定では東日本旅客鉄道E233系7000番台で運転されるはずの6241レの西谷(SO-08)→海老名(SO-18)のみを代走する珍事が発生しました

LEDが切れているため分かりにくくなっていますが、この編成の列車番号を見ると『59』とあるため、どうやらこの11002F7027レで西谷まで運用されたあと、本来はかしわ台車両センターに帰るため回送されるはずでしたが、急遽6241レを西谷から代走し(所定のE233系7000番台の状況は不明)、海老名まで客扱いした形です。あたかも7027レを延長運転していたかのようでした。所定では西谷で7027レから6241レに接続するダイヤであったためにこの代走が実現したのかも。
8000系8713F2029レ(土曜休日51運用)。この編成が改造工事を受ける前に先頭車のみが初代塗装に復刻されたとき嬉しかったのを思い出します。
11000系11004F3019レ(土曜休日62運用)。11代目そうにゃんトレインの11004Fに会うことができました。今回は直通先路線の路線沿いを旅するそうにゃんが描かれており、クハ11904は12000系に乗って東京都豊島区池袋を旅する様子が描かれています。実際に12000系は平日の朝を中心に埼京線池袋(JA-12)まで乗り入れることがあります。

場所は変わって相模大塚(SO-15)にて。
8000系8713F3022レ(土曜休日51運用)。
11000系11004F2046レ(土曜休日62運用)。クハ11004は20000系に乗って埼玉県川越市を旅する様子が描かれています。20000系は残念ながら東武鉄道東上線に乗り入れることができませんので(相模鉄道・東武鉄道を直通する運用はすべて東急電鉄5000・5050系4000番台が担当)、和光市(TJ-11,F-01)までのいずれかの駅で乗り継ぎが必要です。
9000系9707F2048レ(土曜休日50運用)。土曜休日50運用はこの列車からのスタートとなります。
20000系21107F6564レ(土曜休日39G運用)。前回は20000系10両固定編成の方を撮影しましたが、今度は8両固定編成の方の装飾を撮ることができました。デザインは20106Fと同一ですので省略します。
東日本旅客鉄道E233系7000番台都ハエ121編成6246レ(土曜休日84運用)。
12000系12106F3024レ(土曜休日54運用)。12000系はこの編成だけが固定外運用に。20000系も20104Fが土曜休日64運用で固定外運用に。
10000系10706F2050レ(土曜休日14運用)。2024年度の事業計画では10000系3編成がリニューアルされる計画です。単純に番号順でいくと8両固定編成3本(10705F10706F10707F)ということになりそう。このうち10705Fは初代塗装イメージに復刻される予定となっていますが、この編成は確実にリニューアル対象になるため、記録できたのは嬉しかったなぁ。

これをもって撮影を切り上げました。10000系10705F10708Fのラッピング車両の運用が楽しみですね。

【バスも同時発表】相模鉄道が2024年度鉄道・バス設備投資事業計画を発表

2024年4月26日、相模鉄道が2024年度鉄道・バス設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約104億円(鉄道事業が約94億円、バス事業が約10億円)となります。今回も路線バスの分が含まれているため、【鉄道】・【バス】に分けて紹介します。

【鉄道】
《車両面》
▲10000系のリニューアル(列車番号表示器・種別行先案内表示器、制御装置の更新、3代目塗装への変更)は2024年度は3編成に施工される予定だ。現時点では10705F10706F10707F(いずれも8両固定編成)・10708F(10両固定編成)の4編成が未更新であり、このうちの3編成分と思われる。最後の1編成は2025年度の施工になりそうか。
▲動向に注意が必要な10000系10705F10706F10707F(いずれも8両固定編成)・10708F(10両固定編成)の4編成。このうち10705F10708Fは復刻塗装を含むラッピング編成となる予定で、どちらか片方がラッピング終了後に入場するものと思われる。

鉄道車両面では新製車両はありませんが10000系3編成に対してリニューアル更新工事を施工します。昨年度に施工された10704F(8両固定編成)では10701F(10両固定編成)以来となる3代目塗装への変更が復活しましたので、2024年度分についても列車番号表示器・種別行先案内表示器および制御装置の更新工事と3代目塗装への変更が予想されます。また同系列では予定されている車内防犯カメラはいまだに設置されている気配がなく、今年度施工分で実際に搭載されるのか注目されます。8000系では全編成で前照灯の移設や種別行先案内表示器の更新、自動放送装置の搭載が完了しています。

《設備面》
▲連続立体交差事業の進捗で地下駅となる予定の鶴ヶ峰(SO-09)。2024年度も工事に向けた準備が進められる予定で、二俣川(SO-10)では構内の線路切替工事が進められる。
▲2024年度のホームドア設置は和田町(SO-06)・上星川(SO-07)の各駅。これにより海老名(SO-18)以外の各駅にホームドアが設置されることになる。転落防止幌をもたない東急電鉄目黒線の車両に対応する黄色の転落防止柵は海老名でのみ見られることに。

ホームドアは今年度は和田町(SO-06)・上星川(SO-07)の各駅に設置される予定です。両駅への設置が完了すると海老名以外の全駅にホームドアが設置されることになります。さらには鶴ヶ峰付近の連続立体交差事業が進められ、二俣川では構内の線路切替工事を行うほか、海老名では新駅舎の鉄骨制作と架設による駅舎改良工事、ゆめが丘(SO-36)ではすでに建設が進んでいる『ゆめが丘ソラトス』の利便性のため、改札口を新設します。

【バス】
バス事業ではドライバー異常時対応システムを搭載した大型ノンステップバス18台(うちハイブリッドノンステップバスは9台)、高速バス1台(行先表示フルカラーLED式)、そして同社初の国産電気バスを3台導入する予定です。

2024年4月24日

【有料座席指定は5号車のみに】東急電鉄東横線5000・5050系4000番台の“Q SEAT”サービスの内容を一部変更へ

2024年4月24日、東急電鉄が昨年8月10日から東横線で運用している有料座席指定サービスの“Q SEAT”について、2024年5月7日から利便性向上と利用状況を踏まえ、サービスの一部内容を変更すると発表しました。同線の“Q SEAT”車両は東急電鉄5000・5050系4000番台4112F(元0番台5166F)~4115F(元0番台5169F)の4号車・5号車に連結されています。
▲2024年5月7日から有料座席指定サービス”Q SEAT”の適用車両が4号車・5号車から5号車のみに変更となる。このため4号車での”Q SEAT”サービス適用は5月2日までとなっており、7日からは4号車の”Q SEAT”サービスが解除されるためロングシートに変更となる。
▲転換クロスシート車両のQ SEAT”を4号車・5号車に連結している東急電鉄5000・5050系4000番台4115F(元0番台5169F)。平日の夕夜間の有料座席指定サービスが適用されるのは東横線内だけで、横浜高速鉄道みなとみらい線内では指定券なしで乗車できる。
▲転換クロスシート車両の“Q SEAT”を4号車・5号車に組み込む5000・5050系4000番台4112F(元0番台5166F)。有料座席指定サービスを適用する東横線の下り急行に運用させる必要があることから、平日の一部運用は“Q SEAT”組み込み編成の固定運用となっている。
▲5月7日以降の5000・5050系4000番台の有料座席指定サービス“Q SEAT”サービス対象の適用車両はデハ4500形(デハ4512・デハ4513・デハ4514・デハ4515)のみとなるので注意してほしい。サービス適用時の5号車の乗車場所は渋谷(TY-01)寄りの1番ドアとなる。

5月7日以降の“Q SEAT”サービスが適用される急行列車(渋谷発の下り)は現行の5本から7本に拡大され、サービス適用時間が設定当初から1時間早まり18時35分発の列車からの適用となることで利便性が向上しますが、サービス適用車両は現行の4号車・5号車から、利用状況を鑑みて5号車のみに変更します(4号車のサービス適用を取りやめ)。このことから4号車でのサービス適用は5月2日までとなり、7日以降はサービスのないロングシートに変更され、指定券なしで乗車できるようになります。平日では引き続き56K運用・57K運用・64K運用が編成に“Q SEAT”車両を2両組み込む4112F(元0番台5166F)・4113F(元0番台5167F)・4114F(元0番台5168F)・4115F(元0番台5169F)の固定運用になっているようです。

【有料座席指定サービスQ SEAT”適用列車】※5月7日より適用、Q SEAT表記の列車
《平日56K運用》
中1751→渋1831
中1917←渋1835 Q SEAT(183号)
中1921→渋2002
中2048←渋2005 Q SEAT(201号)
中2051→渋2132
中2217←渋2135 Q SEAT(213号)
中2221→杉2249

《平日57K運用》
中1851→渋1932
中2018←渋1935 Q SEAT(193号)
中2021→渋2102
中2148←渋2105 Q SEAT(211号)
中2151→渋2232

《平日64K運用》
中1821→渋1902
中1947←渋1905 Q SEAT(191号)
中1951→渋2032
中2118←渋2035 Q SEAT(203号)
中2121→渋2202

2024年4月23日

【なぜか制御車だけ】東急電鉄5000系5114Fの両先頭車(クハ5114・クハ5014)が長津田車両工場に入場

2024年4月22日、東急電鉄長津田検車区所属の田園都市線5000系5114Fのうち、渋谷(DT-01,Z-01)寄り先頭車のクハ5114と、中央林間(DT-27)寄り先頭車であるクハ5014が所属先から7500系“TOQ i”に挟まれて長津田車両工場に入場しました。
▲田園都市線の5000系5114Fのクハ5114・クハ5014の制御車2両だけが7500系“TOQ i”に挟まれて長津田車両工場に入場した。東急電鉄では3020系3122Fのサハ3422に線路モニタリング装置を搭載したが、5000系ではどんな動きを見せるのだろうか。

通常の検査入場時はフル編成のままで自走回送して入場するので、両先頭車2両のみの入場を考慮すると何らかの改造工事が実施されるものと思われます。相互直通運転先の東京地下鉄半蔵門線のワンマン運転導入に向けた準備工事なのでしょうか。今年度は半蔵門線のホームドア未設置駅にホームドアを設置する予定であることから、半蔵門の全14駅へのホームドア設置完了を見据えた工事の可能性があります。なお5000系5114Fにはもともとの6扉車を置き換えた4扉車の中間付随車が組み込まれていますが、線路モニタリング装置搭載であれば、通常は付随車に設置するので、両先頭車だけというのが謎ですが…。

【約1年弱の予定】舞浜ディズニーリゾートライン“Type C”100形の『ファンタジースプリングス・ライナー』運転へ

2024年4月22日、舞浜ディズニーリゾートラインで同年5月7日から来年4月7日まで約1年弱の予定で、東京ディズニーシーの新エリア『ファンタジースプリングス』の2024年6月6日のグランドオープンを記念して、主力車両の“Type C”100形の側面全体にラッピングを施した『ファンタジースプリングス ライナー』を運転すると発表しました。
▲来年4月上旬までの運転が発表された『ファンタジースプリングス ライナー』はイメージとして2024年1月1日就役の“Type C”100形151号編成(グリーン)にラッピングされたものとなっている。内装もファンタジースプリングス一色となるので必見だ。この形式の期間限定ライナーは3種類目に。
▲これまでに“Type C”100形の期間限定ライナー(ラッピング編成)は111号編成(イエロー)と131号編成(ブルー)が担当しており、2種類が運転されていた。今回の『ファンタジースプリング ライナー』で同形式では3種類目となる。
▲もしも“Type C”100形151号編成(グリーン)が『ファンタジースプリングス ライナー』となって運転時刻が公表されれば、現在運用中の“Type X”10形41号編成(グリーン)とともに新旧グリーンの同時運用が容易に狙いやすくなる。

“Type C”100形にラッピングを施した期間限定ライナーは131号編成(ブルー)・111号編成(イエロー)以来で3例目となります。イメージは“Type C”100形151号編成(グリーン)にラッピングされた姿となっていますので、同車両が起用される可能性があります。運転時間公表が予想されますので、今夏あたりに引退が予想される“Type X”10形41号編成(グリーン)との同時運用が見られる可能性がさらに高まりますね。

2024年4月21日

【ついに見れた】舞浜ディズニーリゾートライン“Type C”100形151号編成(グリーン)に出会う

2024年4月20日、私は東京ディズニーシーへ向かった際のことです。場所は東京ディズニーランド・ステーションにて。
“Type C”100形151号編成(グリーン)。新型車両のラストナンバー、ついに見ることができました。この編成は元日から営業運転を開始しています。今夏までには最後の“Type X”10形41号編成(グリーン)が退役し、すべての列車が“Type C”100形での運転となる予定です。

私はリゾート・ゲートウェイ・ステーションから乗車しましたが、乗車する直前に“Type C”100形151号編成の運転中の姿を確認したことと、たまたまですが運転時刻が公表されていた“Type X”41号編成に乗れたため、新旧グリーンを両方とも見ることができました。なおリゾート・ゲートウェイ・ステーションの乗車ホームの最後尾寄りでは工事用の柵が設置されており、そこからの撮影ができない状態となっているために隣駅での撮影となりました。旧グリーンの後続がまさかの新グリーンだったとは。
夕刻の東京ディズニーシー・ステーションからは開園40周年のラッピングを解除した“Type C”111号編成(イエロー)に乗車。すると日中時間帯で一旦入庫した“Type X”41号編成と朝方で一旦入庫したと思われる“Type C”100形151号編成と新旧グリーンが横並びに。新旧共演はいつまで続くのでしょうか。

朝方は“Type X”41号編成(グリーン)・“Type C”100形151号編成(グリーン)・“Type C”100形121号編成(ピーチ)・“Type C”100形111号編成(イエロー)の順番に約3分間隔で運転されていました。このことから日中の時間帯は14時前半あたりまで、“Type X”41号編成(グリーン)・“Type C”100形121号編成(ピーチ)が約6分間隔、そのあと“Type X”41号編成(グリーン)が入庫するタイミングで“Type C”100形111号編成(イエロー)が出庫して約6分間隔で運用されたものと思われます。夕夜間にも再出庫することがありますので、その際に運転間隔が小さくなります。終電間際は約12分間隔ということで、1本のみの運用になります。“Type C”100形151号編成(グリーン)は日中時間帯と夕方には運用されなかったのは間違いなさそう。

今夏に引退する予定の“Type X”10形41号編成(グリーン)は運転時刻が公表されていますので“Type C”100形151号編成(グリーン)が動いていれば新旧両方を狙うことができます。

【さらなる仕様変更は?】横浜市交通局10000形10141Fの中間増備車2両が甲種輸送される

2024年4月19日、川崎車両株式会社兵庫工場にて製造された横浜市交通局グリーンライン10000形10141F(4両固定編成)に組み込む中間増備車(10143+10144)の甲種輸送が実施されました。
▲グリーンライン10000形の6両固定編成への増強は10141Fの分で通算7編成目となる見込みだ。残る中間増備車は当初予定では3編成分(6両)となる。4両固定編成のまま残るのはどの編成になるのだろうか。

グリーンライン10000形の中間増備車は車番から10141Fの分となり、同形式の6両固定編成への増強は通算7編成目になります。中間増備車は川和車両基地に搬入される見通しです。10141Fでは車内案内表示器や種別行先案内表示器などが未更新のままであるので、ドアランプ設置、誘導音の設置、種別行先案内表示器などの更新といった中間増備車に合わせた改造工事を行い6両固定編成になるものとみられます。この形式では6両固定編成への改造が予定されている10141F以外の16編成に“GREEN × EXPO 2027”のヘッドマークが掲出されています。いずれは6両固定編成として運用に戻る場合に10141Fにも掲出されるでしょうね。

【川和車両基地10000形在籍状況】全17編成82両(中間増備車含む) 2024年4月21日現在
《4両固定編成》11編成44両 ※10141Fに10143+10144を増結予定
10011F10021F10041F10051F10061F10071F10091F10141F10151F10161F10171F
《6両固定編成》  6編成36両
10031F10081F10101F10111F10121F10131F

2024年4月18日

【40周年の期間は終了済】東日本旅客鉄道京葉線の舞浜(JE-07)の発車メロディ、まさかの変更なしに?

2023年4月15日から東日本旅客鉄道京葉線舞浜(JE-07)で流れている発車メロディですが、東京ディズニーランド開園40周年イベントが終了した日時以降、すなわち2024年4月1日を過ぎても変更されず、1番線は『君の願いが世界を輝かす』、2番線は『Living in Color』のままとなっているようです。
▲東日本旅客鉄道京葉線の209系500番台とE233系5000番台。これらの系列が発着する舞浜の発車メロディは1番線が“Zip-A-Dee-Doo-Dah”、2番線が“It's A Small World”であったが2024年4月現在も1番線は『君の願いが世界を輝かす』、2番線は『Living in Color』となっている。もともとの“Zip-A-Dee-Doo-Dah”の使用取り止めの関係が絡んでいそうだ。

舞浜の発車メロディはディズニーランド・シーが開園○○周年の節目に発車メロディが期間限定のものに変更されるのが通例となっており(コロナ禍による2021年度のディズニーシー開園20周年を除く)、ディズニーランド開園40周年の発車メロディも2024年3月末まで期間限定になるものと見込まれていました。しかし2024年4月を過ぎても発車メロディはそのままとなっており、これまで使用されていた“Zip-A-Dee-Doo-Dah”の使用を取りやめたことと関係しているものと思われます。このため“It's A Small World”とともに使用を見送ったことで1番線は『君の願いが世界を輝かす』、2番線は『Living in Color』のままになっているものと思われます。2026年にはディズニーシーが開園25周年を迎える予定ですが、2021年の開園20周年のときはコロナ禍ということもあって発車メロディの変更がなかったことから、2026年4月14日あたりまでは『君の願いが世界を輝かす』・『Living in Color』の2曲が流れる可能性がありますね。

【グリーン車より格上を設定】東海旅客鉄道、2026年度からグリーン車よりも上質な個室座席を導入へ

2024年4月17日、東海旅客鉄道がコロナ禍などによる生活様式や働き方の変化により多様化した乗客にニーズに応えるため、東海道新幹線で使用しているN700S系(0番台J編成)の一部車両にグリーン車(8号車・9号車・10号車)よりもさらに上質な設備やサービスを備えた個室座席を導入すると発表しました。
▲N700S系0番台の一部車両に8号車・9号車・10号車のグリーン車指定席よりも上質な設備やサービスを備えた個室座席を導入する(写真は幹オサJ2編成幹オサJ16編成)。利用料金は未定だが、普通車指定席の料金にグリーン料金よりも高い金額の追加が予想される。1編成あたり2室のみの導入ということから、設定されると争奪戦になることは間違いなさそう?
▲N700S系0番台への置き換えが進み数を減らしているN700系2000番台(写真は幹トウX57編成)とN700系1000番台(N700A)に個室座席は設置されないので注意だ。
▲N700S系0番台のグリーン車車内(2022年に撮影・写真は幹トウJ31編成)。N700S系では茶色系の座席が2列・2列で並んでおり、フットレストが設置されている。側面窓の上部には停車駅が近づくとさらに明るくなるライトが設置されている。
▲N700S系0番台の7号車に“S-Work”車両が設定され、B列の一部を潰してパーテーション・ドリンクホルダーを設けた『S-WorkPシート』が設置されている。『S-WorkPシート』の利用には通常の普通車指定席の料金に1,200円の追加が必要だ。

今回導入される個室座席はあくまでもイメージですが、高いプライベート感、セキュリティ環境を備えた完全個室タイプとなり、1編成あたり2室のみとなります。さらには個室専用の車内Wi-Fiやレッグレストを備えたリクライニングシート、車内照明の明るさ・空調の風量・車内放送の音量を自分で調節できる機能の整備が予定されています。木目調の室内で座席の向きは固定される可能性があります。通路側寄りに固定の大きめのテーブルが設けられます。イメージでは客室のデッキ付近(3人掛け座席のある部分)に設けられる印象ですが、私としては廃止した喫煙ルームを活用するのもいいと思います。これはボタンを押すと開く自動ドアを備えていることと、その室内には放送用スピーカーもありますので、座席を設置するには狭いようにも感じますが、灰皿を設置していた部分をなくせば可能になるのではないかと勝手に想像しております。

個室座席の利用層としてはオンラインなどでの打ち合わせを気兼ねなく行いたいビジネスパーソンやプライバシーを重視される方、周囲を気にせずゆっくり寛ぎたい方などを様々な利用層やシーンを想定しているとのことです。