2023年10月30日に小田急電鉄大野総合車両所89番構内留置線にてパンタグラフや空調装置などが撤去され、廃車除籍処分となった小田急電鉄8000形8256F(6両固定編成・2004年度リニューアル車)のうちデハ8506・クハ8556が11月22日に車体を分割され大野総合車両所から解体業者へ向けて陸送されました。
▲車体を分割される前の8000形8256Fのデハ8506・クハ8556。主電動機などの床下機器の撤去が完了しており、車体を分割する関係から種別行先案内表示器付近にある車両中央の窓部分が無くなっているのが分かる。
▲廃車除籍処分となった8000形8256Fはデハ8506・クハ8556の陸送をもって全車両が解体業者に送り込まれた。この次に廃車除籍処分が予想されている8061Fは大野総合車両所構内に留置中である。3色LED式の8000形の6両2編成が解体処分となったため、西武鉄道譲渡となる『サステナ車両』はフルカラーLED式の車両のみになるのか…?
陸送された2両のうち、クハ8556の貫通扉や乗務員扉など部品取りは行われませんでした。側面部の車番・ブランドロゴマークはテープで隠されていました。西武鉄道への譲渡が発表されて以降、6両固定編成2本が廃車除籍処分となりましたが、客室内は蛍光灯のままで種別行先案内表示器が3色LED式の車両であり、いずれも解体処分となったため、西武鉄道譲渡は実現しませんでした。譲渡の可能性としてあり得るのは喜多見検車区に留置中の8261Fだけでしょうか。この次に退役となるであろう8061Fの動向が気になるところです。
【8000形の在籍状況】※2023年11月22日現在 全体…20編成100両/32編成160両
《4両固定編成》※8061Fは動向注意
運用中…9編成(36両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8059F・8063F・8064F・8065F・8066F
離脱中…1編成( 4両)
8061F
廃車済…6編成(24両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8060F・8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F・8253F・8257F・8258F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
離脱中…1編成( 6両)
8261F
休車中…0編成( 0両)
廃車済…6編成(36両)
8251F・8254F・8256F・8255F・8259F・8264F