2023年10月30日に小田急電鉄大野総合車両所89番構内留置線にてパンタグラフや空調装置などが撤去され、廃車除籍処分となった8000形8256F(6両固定編成・2004年度リニューアル車)のうち、デハ8306・サハ8456が11月16日に車体を分割され大野総合車両所から解体業者に向けて陸送されました。
▲廃車除籍処分となった8000形8256Fのデハ8306・サハ8456が車体を分割され旅立った。このうち子育て応援車両として設定されたサハ8456は元デハ8406から改造されていた。
陸送された2両のはどちらも中間車ですが、子育て応援車両として設定されていたサハ8456はもとはデハ8406から改造された車両でした。側面部の車番・ブランドロゴマークはテープで隠されていました。これらの車両の陸送で残るは中間車2両の搬出後に解体線に移動されたデハ8506・クハ8556の2両となります。このあとにSiCモジュール試験車両の8061Fの退役が迫ってきており、譲渡の有無を含めた動向が注目されます。2013年度にリニューアルされ同形式で初のSiCモジュール素子VVVFインバータ制御を採用した同編成の運命はどうなるでしょうか。
【8000形の在籍状況】※2023年11月16日現在 全体…20編成100両/32編成160両
《4両固定編成》※8061Fはイベント終了後の動向注意
運用中…10編成(40両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8059F・8061F・8063F・8064F・8065F・8066F
休車中… 0編成( 0両)
廃車済… 6編成(24両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8060F・8062F
《6両固定編成》
運用中… 9編成(54両)
8252F・8253F・8257F・8258F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
離脱中… 1編成( 6両)
8261F
休車中… 0編成( 0両)
廃車済… 5編成(30両)
8251F・8254F・8256F・8255F・8259F・8264F