2023年11月13日

【まさかのペア誕生】小田急電鉄8000形8059Fと8262Fが組まれ8262Fが10両編成運用に復帰

2023年11月12日、廃車が進む小田急電鉄8000形4両固定編成のうち、3000形1次車・2次車(6両固定編成)と組まれて運用されていた8059F(4両固定編成・2013年度リニューアル車)が8262F(6両固定編成・2006年度リニューアル車)と組まれ、8000形+3000形のペアが解消されたほか、8262Fが10両運用に復帰しました。
▲退役が迫っている8000形8061Fと同時期にリニューアルされた8059F。廃車除籍処分となった8254Fと解放されたあとに3000形3259F(旧川崎重工業2次車・6両固定編成)と組まれていたが、11月11日の土曜休日E34運用での海老名検車区一旦入庫の際に組成変更され、相方を8262Fに変更した。
▲新たに8000形8059Fの相方となった8262F。元相方の8062F(4両固定編成・2012年度リニューアル車)を廃車除籍処分で失う前から長らくの単独運用が続いたが、久しぶりの10両運用に8262Fが復帰する形に。

これまでに8000形は8052F8054F8055F8056F8060F8062F8251F8254F8255F8256F8259F8264Fの12編成60両が廃車されており(運用離脱中の8261Fを除く)、近いうちに8061Fの退役と廃車除籍処分が予想されています。この形式の廃車が本格的に進んでくるとこれまでの同一番号ルールを崩すようになり、なるべく3000形とのペアではなく8000形同士で組むように組成変更が行われています。残る編成で組むようにすることから相方を失った同士で組まれるようになりました。9月上旬から8000形8059Fが3000形2次車の3259Fと組まれたあと、長続きするかと思われましたが、11月11日に土曜休日E34運用(各駅停車中心運用)に充当された8000形8059F+3000形3259Fと、土曜休日A11運用に充当された8262Fが海老名検車区入庫となった際に(ただし8262Fは一旦車輪の削正で大野総合車両所に向かっていたが戻っている)、前者のペアを解消し、3000形3259Fを単独にして8000形同士で組んだ結果、8059F+8262Fのペアが誕生した形です。これとは別に、クヤ31形の同伴などで単独となっていた8065Fも、単独運用の充当後に大野総合車両所から喜多見検車区に自走回送された8265Fとペアを復活させて運用入りしています。現在10両を組んでいる8061F+8260Fのうち、特別団体専用列車充当後の動向が注目される8061Fがいずれは単独となるので、8260Fの相方を現在予備留置中の8064Fに変えることができるのではないかと思います。

以下に8000形の組成状況などを含めた在籍状況をまとめています。あくまでも参考に。

【8000形の在籍状況】※2023年11月13日現在 全体…20編成100両/32編成160両
《同一番号のペア》
8053F+8253F8057F+8257F8058F+8258F8063F+8263F8065F+8265F8066F+8266F
《違う番号のペア》※8061Fは動向注意
8051F+8252F8059F+8262F8061F+8260F
《予備車両留置中》
8064F
《4両固定編成》※8061Fは動向注意
運用中…10編成(40両)
8051F8053F8057F8058F8059F8061F8063F8064F8065F8066F
休車中…  0編成(  0両)

廃車済…  7編成(28両)
8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F
《6両固定編成》
運用中…  9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
離脱中…  1編成(  6両)
8261F
休車中…  0編成(  0両)

廃車済…  6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F