2023年6月中旬から小田急電鉄大野総合車両所に入場、リニューアル更新工事と重要部検査を受けた3000形3263F(日本車両製造3次車・6両固定編成)が11月28日に出場し、試運転が行われました。同形式通算5編成目のリニューアル車となっており、まもなく運用に復帰するものと思われます。
▲3000形3263F(日本車両製造3次車・6両固定編成)がリニューアル更新工事を受け、車内案内表示器は千鳥配置のLED式から17インチワイドのLCD式に更新された。なお旅客用扉は未交換であるが、車内防犯カメラはどうなるのだろうか。
▲3000形3267Fではなぜか車内防犯カメラが設置されていない。一部の編成は“IoTube”の試験採用にとどまっており、それ以外はアンデス電気株式会社のLED照明と一体化した車内防犯カメラの設置が進んでいる。
▲車内防犯カメラについては設置有無とメーカーがどうなるのか注目しておきたい。
今回の3000形3263Fでは3265F・3266Fと同じ日本車両製造豊川製作所製造の3次車の6両固定編成で3編成目、同形式通算5編成目のリニューアル車となり、現在では3264Fが同様の工事で入場中です。このため2023年度リニューアル更新工事の施工編成が判明し、3263F・3264F・3267Fとなりました。リニューアル入場前にあった防音カバー設置の痕跡が完全になくなり、同形式6両固定編成の全密閉モーター車両が消滅しました。2024年度も同様の工事が進められていくのか注目されます。