2023年11月26日

【ある種別の飛行機消えた】京浜急行電鉄、ダイヤ改正で約13年ぶりの『急行』が復活

2023年11月25日、京浜急行電鉄でダイヤ改正が実施され、羽田空港第1・第2ターミナル(KK-17)発着列車が多い『エアポート急行』が『急行』に改称されて『エアポート』を示す飛行機マークが消えたほか(ただし羽田空港第1・第2ターミナル行き表示での飛行機マークは残る)、土曜休日の有料座席指定サービス『ウィング・シート』の時間帯が拡大されました。
▲現行の土曜休日ダイヤで2100形(写真は2173編成)が充当される快特の写真手前から2両目の2号車に有料座席指定サービスの『ウィング・シート』が設定されているが、その時間帯が拡大された。同車両への乗車には指定券の料金が必要だ。
▲京急本線・逗子線で日中時間帯に1時間あたり3本運転されている『エアポート急行』から『急行』に変更された。このため『エアポート』と付く種別は『エアポート快特』のみに。

土曜休日ダイヤでは2扉車の2100形が充当の快特の浦賀(KK-64)・三崎口(KK-72)寄り先頭車から2両目に設定されている有料座席指定サービス『ウィング・シート』が拡大され、泉岳寺(A-07)発基準では9時25分発、三崎口発基準では10時48分発の快特からサービス適用となりました。2100形が充当の快特の下り方先頭車から2両目が『ウィング・シート』の適用車両となるので乗降の際は十分気をつけてください。また『ウィング・シート』車両では乗降口が限られています(乗降できない場所には幕が設置されている)。

また京急本線・逗子線・空港線を直通運転する『エアポート急行』が2010年以来の『急行』となりました。これは一部に羽田空港第3ターミナル(KK-16)・羽田空港第1・第2ターミナルに行かない列車が存在することによる措置で、行先表示が『羽田空港』の場合に限り飛行機マークが付きます。飛行機マークの付く種別・行先が羽田空港第1・第2ターミナル発着列車である印象が強いため、そうでない列車との区別が図られました。

平日では夜間の『イブニング・ウィング』のうち2本については2100形8両から新1000形1890番台“Le Ciel(ル・シエル)”4両に変更のうえ、発車は品川(KK-01)の3番ホームから1番ホームに変更となり、快特8両の後方、泉岳寺寄りに増結されての運転になります。双方とも金沢文庫(KK-49)行きで、停車駅の特殊性から、品川を出ると上大岡(KK-44)・金沢文庫以外での快特停車駅では後部4両の扉は締め切られたままとなります。上大岡→金沢文庫のみ乗車券で乗ることができますが、金沢文庫で切り離しとなるため、金沢文庫から先の快特停車駅へは快特8両に乗り継ぐ必要があります。