2023年11月5日の6815レ(土曜休日B16運用・厚0658←海0653)より、小田急電鉄3000形3656F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)の車内照明が蛍光灯から川崎車両テクノ製のLED式に更新され、さらにはアンデス電気株式会社製の車内防犯カメラが設置されたことが新たに確認されています。
▲3000形8両固定編成で初めて車内照明更新と車内防犯カメラ設置が大野総合車両所で同時に行われた3656F。同形式にLED照明と一体化した車内防犯カメラの設置が進められているが、6両固定編成では3267F(旧東急車輛製造4次車)を除くリニューアル車に、10両固定編成では3092F(旧川崎重工業8次車/9次車)に設置されている。
▲大野総合車両所66番構内留置線には同じく4次車の3000形3657Fが留置されている。車内照明は未更新のため、車内照明の交換と車内防犯カメラ設置が同時に行われる可能性はあるのだろうか。
▲3000形3656F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)に設置されたアンデス電気株式会社のLED照明と一体化した車内防犯カメラ。こちらは3092F(旧川崎重工業8次車/9次車・10両固定編成)にも同様のものが設置されている。
▲3000形6両固定編成のリニューアル車の一部編成に設置された車内防犯カメラはLED照明と一体化した株式会社MOYAIの“IoTube”となっている。一時的にアンデス電気株式会社のLED照明と一体化した車内防犯カメラと交換のうえで試験しているものと思われる。
この編成は10月25日に平日B15運用で大野総合車両所に入庫したあとにそのまま予備留置となっていましたが、その際に車内照明更新と車内防犯カメラの設置が同時に行われたものと思われます。3000形リニューアル車以外で車内照明の更新と車内防犯カメラの設置が同時に行われるのは初めてのことではないかと思われます。ちなみに10両固定編成で初めて車内に防犯カメラを設置した3092F(旧川崎重工業8次車/9次車・10両固定編成)ではLED照明への交換は防犯カメラの設置よりも先に済ませており、その両方が同時に行われるのはなかなかないケースだと思います。ただし大野総合車両所66番構内留置線には昨日4日の土曜休日B15運用で入庫した3657F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)の姿があり、3656Fと同じ動きになる可能性があります。今後の3000形8両固定編成、10両固定編成の一部はこういう動きがあり得るかもしれませんね。