2023年11月19日、小田急電鉄小田原線の駅で新宿(OH01)に次いで2番目に多い乗降客数を誇る町田(OH27)の上り3番ホームに、特急ロマンスカーに対応の大開口ホームドアの本体が設置されました。18日には設置されていませんでしたので、18日終電後に4000形4056Fを用いてホームドアの輸送を行い、設置したものと思われます。
▲(イメージ)本厚木(OH34)に設置されたロマンスカーにも対応するホームドア。現在は上下ホームのすべてに設置されて稼働を開始している。それ以来のホームドアが町田3番ホームに設置された。新宿ではロマンスカーが発着する2番ホームに設置されていないので、ロマンスカー停車駅では2駅目のホームドア設置となる。
今回設置されたホームドアはロマンスカー停車駅では2駅目となり、本厚木のすべてのホームに設置された大開口タイプのホームドアとなります。一部各駅停車のほかに優等種別列車やロマンスカーが停車する本線側の上り3番ホームに先行で設置され、下りの1番・2番ホームから設置された本厚木とは逆の展開になりそうでしょうか。今年度(2023年度)の事業計画では本厚木の3番・4番ホームと町田の全ホーム(4番ホームまで)にホームドアを設置することとなっていますので、残る設置対象は1番・2番ホーム、4番ホームとなります。なおすでに海老名(OH32)・相模大野(OH28)などホームドアの設置準備工事が進んでいるほか、相模大野では6両固定編成・8両固定編成の停止位置がホームドア対応の位置に変更されています。
なお本厚木でホームドアが本格設置される前にはロマンスカー“EXE/EXEα”30000形の充当列車と“MSE”60000形の充当列車で自社線内特急停車駅と箱根登山鉄道箱根湯本(OH51)では4号車(6両編成および10両編成での運転時)・7号車(10両編成での運転時のみ)の扉が締切となり、乗降不可となっていますので、町田でも両形式の4号車・7号車の旅客用扉部分はホームドアの土台部分に被っているものと推測されます。