2021年12月2日

【1051Fに続いて】小田急電鉄1000形1756F(ワイドドア車6両固定編成)のクハ1756・デハ1706が搬出される

2021年12月1日、小田急電鉄5000形5059Fの投入に伴って廃車除籍処分となった1000形1756F(ワイドドア車6両固定編成)のクハ1756とデハ1706が車体を分割され大野総合車両所から北館林荷扱所へ向けて搬出・陸送されました。
▲1000形1756Fのクハ1756・デハ1706が大野総合車両所から旅立った。長らく休車留置が続いていた1062Fも動きが出ているようである。

1000形ワイドドア車は脱線事故を経験した1754Fの1編成を残すのみとなっており、同形式ワイドドア車は年内に消滅する可能性が出てきました。今までと同様に2両ずつの陸送となるため、次回はデハ1806とサハ1856の陸送になるものとみられます。また長期間休車状態で廃車除籍処分が濃厚な4両固定編成の1062Fについに動きが出ました。

4両固定編成の1062Fは車番のみを隠されて以降、4両のまま880番留置線に長らく留置され動きのない状態が続いていましたが、11月26日には構内入換が実施され、なぜか元8号車のデハ1112だけが工場内に入り、クハ1062・デハ1012・クハ1162が88番構内留置線に3両で留置されているようです。この動きについては謎ですが、デハ1112に何らかの作業が実施されているものと思われます。車番は隠されていたものの、ロゴマークは隠されていませんでしたので、もしかして静態保存を考えた動きなのでしょうか。これはあくまでも個人的予想なので、1062Fの謎の動きに困惑するばかりですが、その前の1051Fが保存されずに搬出・陸送されたことを考えると、同形式のリニューアル更新工事施工前の姿を1062Fで保存しておくのも個人的には納得がいきそうです。デハ1112の作業が完了したらほかの3両にも動きが出そうですね。ワイドドア車と1062Fの今後の動きには注意しましょう。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年12月1日現在 合計130両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想編成
 緑色…リニューアル更新工事施工

*4両固定編成…9編成(36両、レーティッシュ8両)
内訳…1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…4編成(24両、ワイドドア6両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中/重要部検査施工中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…62両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計54両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)