2021年12月30日、東日本旅客鉄道E257系5000番台が初めて特急『あずさ81号』(8081M列車)、5500番台が特急『富士回遊』(8191M列車・8192M列車)に初めて充当されました。
▲今夏から大活躍の波動輸送車両、E257系5000番台が特急『あずさ』、同じく5500番台が特急『富士回遊』に初めて充当された。前者は元0番台のため、後者は豊田車両センター常駐編成だったため、どちらも走り慣れた道を生まれ変わった姿で走破したことになる。
同日の8081M列車(松1226←宿0922)には5000番台宮オオOM-92編成(元0番台長モトM-107編成)、8191M列車(河1309←宿1113)と8192M列車(河1557→宿1759)には5500番台宮オオOM-53編成(元500番台千マリNB-10編成)がそれぞれ使用されました。全車指定席の特急列車ではありますが、E353系(長モト)と異なり座席上部の指定席販売状況のランプが設置されていないため、座席未指定券で乗車した場合で、指定席特急券を持った乗客が着席している座席に来た場合はその座席を譲る必要があります。この両編成はもともと中央線を走り慣れていますので、外観上や所属先を変えての凱旋となりました。5000番台宮オオOM-92編成はもともと0番台の長モトM-107編成から、5500番台宮オオOM-53編成はもともと500番台千マリNB-10編成からそれぞれ改造されていて、前者は『あずさ』・『かいじ』に使用されていた車両、後者は房総特急の削減で余剰となり、豊田車両センターに常駐していた編成であったために中央線を走り慣れた2本が外観と所属を変えて凱旋したことになります。2022年正月の臨時列車にも活躍が期待されるE257系5000番台・5500番台にも注目してください。