2021年12月2日

【今後は“悲鳴”も更新へ】京浜急行電鉄新1000形1033編成、車体更新工事及び制御装置更新工事を受けて出場

2021年11月29日、京浜急行電鉄新1000形の最後のシーメンス製GTO素子VVVFインバータ制御(歌う電車)だった1033編成(8両固定編成)が入場していたファインテック久里浜事業所を出場し、確認試運転を実施しました。検査も実施されたため綺麗な姿となっています。
▲車体更新・制御装置更新・検査を同時に受けて出場した新1000形1033編成。今年度での事業計画での予定通り、1033編成が対象となった。

この編成は前面部車番付近に『けいきゅん』があることから、車体更新工事を受けたほか、制御装置更新工事と検査も同時に行われました。更新後は1009編成以降と同様に東洋電機製のIGBT素子となったほか、側面部の種別行先案内表示器のフルカラーLED化のほか、一部の窓が改造され開閉できるようになりました。車内LCD式旅客案内表示器が搭載されているものと思われます。これでシーメンス製GTO素子VVVFインバータ制御だった編成の制御装置更新はすべて完了しましたが、シーメンス製IGBT素子の編成の制御装置更新が進められているため、いずれはシーメンス製IGBT素子も消滅する可能性はありそうです。