2021年12月13日終電後に、小田急電鉄4000形4064Fが大野総合車両所構内で入換作業を行い、4両・6両に分割されています。同編成は4051F・4052F・4053Fに続き、乗り入れ先路線へのワンマン運転対応化工事を受けるものと思われます。
▲4000形のワンマン運転対応化工事、これまで番号順に行われていたが、4編成目はなぜか4054Fではなく4064Fに。ワンマン運転対応車となった先の3編成には車内に防犯カメラが追加設置されている。
▲ワンマン運転対応化工事を受けて運用復帰した4000形4053F。車内には防犯カメラを千鳥配置(1両4ヶ所)で設置している。
4000形への乗り入れ先路線のワンマン運転対応化工事および車内防犯カメラの追加設置改造は4編成/16編成となります。これまでにワンマン運転対応化されているのは4051F・4052F・4053Fの3編成で、車内防犯カメラが千鳥配置で設置されたほか、運転台と客室を仕切る大きな窓は機器追加設置の関係上、下部分が黒くなっているため、それで見分けがつくかと思います。また車内照明のLED化も進められていますが、4051Fは蛍光灯のまま運用されており、4064Fも蛍光灯のままの状態ですので、4051Fと同様の動きをするものとみられます。ただし4052F・4053Fは蛍光灯からLED照明に交換済みとなっています。同形式が東京地下鉄千代田線を経て乗り入れる東日本旅客鉄道常磐緩行線ではATOによる運転が実施されているほか、将来的なワンマン運転の導入対象に入っているため、それに向けた対応が順次進められています。車内防犯カメラの設置は5000形5056Fの車内で発生した傷害事件の影響もありますが、もともと乗り入れ先路線に対応する改造で東日本旅客鉄道の車両(209系3500番台、E231系3000番台、E531系0番台付属編成・3000番台など)が車内防犯カメラを設置していることもあるため、それに倣っているようでしょうか。
【4000形ワンマン運転対応化工事施工状況】2021年12月14日現在
《施工済》 3編成(4051F・4052F・4053F)
《施工中》 1編成(4064F)
《未施工》12編成(4054F~4063F・4065F・4066F)