2021年12月8日、小田急電鉄1000形で最後のワイドドア車となった1754F(6両固定編成)を満喫する2種類のツアーに伴う特別団体専用列車の概要を発表しました。この特別団体専用列車をもって当該編成は廃車除籍処分となりそうです。
▲10月・11月の1000形1051F(4両固定編成)以来の快挙(?)だ。ワイドドア車の1754F(6両固定編成)の廃車除籍処分前にラストランイベントが実施されることに。1051Fとは運転経路が異なるので注意してほしい。
初日と2日目はルートが異なりますが、1051Fとは異なり多摩線には行かずに江ノ島線に行くことが特筆されます。なお両日とも出発は新百合ヶ丘(OH23)、到着は海老名(OH32)となります。大野総合車両所から直接送り込まれる関係と思われますが、両日とも新百合ヶ丘からスタートするのは珍しいですよね。
ルートは8日が新百合ヶ丘(7・8番構内留置線でイベントあり)→江ノ島線藤沢(OE13)→町田(OH27・引き上げ線で折り返し)→海老名(海老名検車区)となり、9日は新百合ヶ丘→小田原(OH47)→海老名となります。前者は新百合ヶ丘の構内留置線で廃車済みの編成の部品販売会が実施されたあとの出発となり(3番ホーム発)、多摩線ではなく江ノ島線に向かいます。藤沢ではどのホームでも上り方面に折り返せるため、できれば2番・3番ホームで折り返ししてほしいところでしょうね。そして町田では引き上げ線まで進んで折り返し、海老名に到着する経路となっています。後者は新百合ヶ丘から小田原線を駆け抜けて小田原へ向かい、伊勢原(OH36)4番ホームでトイレ休憩のあと、海老名へ向かう経路となっています。小田原では箱根湯本(OH51)寄りにある引き上げ線での折り返しがないため、10番ホーム横の留置線での折り返しが予想されます。そして1051Fの時と同様に伊勢原でのトイレ休憩を挟み、海老名に到着する経路となっています。
江ノ島線内は藤沢以外の途中駅では大和(OE05)と長後(OE08)以外は待避設備がないため、長後での待避はあり得そうですが、それ以外は基本的に通過になるものとみられます。小田原線でも相武台前(OH30)や秦野(OH39)での待避の有無は微妙ですね。伊勢原はトイレ休憩の時間がとられるため、4番ホームでの長時間停車が予想されます。