2021年12月12日

【珍しい土曜日の搬出】小田急電鉄1000形1756F(ワイドドア車6両固定編成)のデハ1906・クハ1956が搬出される

2021年12月11日、小田急電鉄1000形1756F(ワイドドア車6両固定編成)のデハ1906とクハ1956が車体を分割され大野総合車両所から北館林荷扱所へ向けて搬出・陸送されました。
▲1000形1756Fの写真手前の2両、デハ1906・クハ1956が大野総合車両所から旅立った。最後のワイドドア車である1754Fは2022年1月でラストランとなり、廃車となることが決まった。1000形ワイドドア車のラストランイベントを設けたため、年内に同形式ワイドドア車が全滅することは避けられたが、イベントが最後の撮影機会に。
▲残る6両固定編成も1754Fを除くと1251F・1253F・1254Fの3本である。廃車が進めばこの6両固定編成を使ったラストランイベントもあり得そうだ。ちなみに4両固定編成でリニューアルされていないのはレーティッシュカラーのみである。

1000形の解体に伴う搬出はこれまで平日午前中に行われていたため、珍しく土曜日の午前中に行われました。これは恐らくですが1062Fの搬出に向けて年末年始を避けるために早めに解体線を空けておく必要があったためではないかと思われます。1062Fのデハ1112に何らかの施工をしていたのか分かりませんが、1062Fが4両固定編成に戻されたことで同編成の動向が注目されます。なお最後のワイドドア車である1754Fについては2022年1月のラストランイベントが発表されたため、年内の1000形ワイドドア車消滅は回避されましたが、1754Fも1051Fと同様にラストランイベント終了後に廃車となることが予想されるため、1754Fが運用されているうちに乗車・記録しておくようにしましょう。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年12月12日現在 合計130両/全体196両(リニューアル中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、灰色…廃車予想編成
 緑色…リニューアル更新工事施工

*4両固定編成…9編成(36両、レーティッシュ8両)
内訳…1057F1058F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…4編成(24両、ワイドドア6両)
内訳…1251F1253F1254F
1754F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中/重要部検査施工中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…62両 ※搬出予定車両を含む、赤色…レーティッシュ
内訳
【編成単位で廃車】 合計54両
1051F(クハ1051・デハ1001・デハ1101・クハ1151)
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1059F(クハ1059・デハ1009・デハ1109・クハ1159)
1060F(クハ1060・デハ1010・デハ1110・クハ1160)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751・デハ1701・デハ1801・サハ1851・デハ1901・クハ1951)
1752F(クハ1752・デハ1702・デハ1802・サハ1852・デハ1901・クハ1952)
1753F(クハ1753・デハ1703・デハ1803・サハ1853・デハ1903・クハ1953)
1755F(クハ1755・デハ1705・デハ1805・サハ1855・デハ1905・クハ1955)
1756F(クハ1756・デハ1706・デハ1806・サハ1856・デハ1906・クハ1956)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)