2021年12月23日、東日本旅客鉄道E257系500番台で最後まで残っていた豊田車両センター常駐編成である千マリNB-12編成(クハE257-512以下5両)が、秋田総合車両センターに入場するためEF81形134号機に牽引され配給輸送されました。
▲E257系500番台で貴重な波動輸送編成として使用されていた千マリNB-12編成がEF81形134号機に導かれ、制御装置更新と5500番台への転用改造のため秋田総合車両センターへ。これで豊田車両センター常駐の3編成はすべて5500番台に改造されることとなる。
今回の入場は5500番台への転用改造のためと思われます。これまでE257系500番台は当時の千マリNB-10編成(現5500番台宮オオOM-53編成)、千マリNB-11編成(現5500番台宮オオOM-54編成)、そして今回入場した千マリNB-12編成の3編成が豊田車両センター常駐編成となり、側面部のデザインを『踊り子』向け2000番台・2500番台(宮オオ)に準じたものに変更する時に元千マリNB-10編成は赤色、元千マリNB-11編成は灰色、千マリNB-12編成は緑色のアクセントがそれぞれ追加されていました。出場時には5500番台宮オオOM-55編成(クハE257-5512以下5両)になるものと思われます。5000番台・5500番台ともに年末年始の臨時列車に起用されるため、これまでに活躍してきた185系200番台に代わって臨時列車の主役を担う見通しです。この編成の転用改造が終了すると波動輸送専任となる5000番台・5500番台はすべて出揃う可能性が出てきますね。