2019年5月22日、東日本旅客鉄道大宮総合車両センター所属の185系200番台宮オオB5編成を使用した『野村万作・萬斎狂言号』が東京(JT-01)~熱海(JT-21, CA00)~三島(CA02)間で運転されました。前面部にはロールマークサイズのステッカー式特製ヘッドマークが掲出されました。
▲『野村万作・萬斎狂言号』として東京~三島間を疾走した185系200番台宮オオB5編成。同系列の6両編成は当該編成を含めて3編成にまで減ってしまったため、今後の動向が注目されている。
この列車は現在開催中の『静岡デステネーションキャンペーン』の一環として運転されたものです。同編成は同系列で唯一ATCを搭載する編成で運転台側の窓が小さくなっているのが特徴です。ATCを搭載することから横浜線方面からの特急『はまかいじ』での運用もありましたが、新元号になる前から設定がなくなり、実質は臨時快速列車や団体専用列車でのみの運用となっています。この季節は小中高の修学旅行や遠足などで団体専用列車が運転される機会が多く、主に北関東エリアから古都の神奈川県鎌倉市方面への団体専用列車に充当されることがほとんどとなっています(南関東エリアから栃木県日光市方面は185系0番台・200番台ではなくE257系0番台・500番台の充当がメインになっている)。