2019年5月23日、鉄道友の会が相模鉄道新横浜線と東京急行電鉄新横浜線の相互直通運転に向けて登場した相模鉄道20000系(20101F)をローレル賞に選定したと発表しました。
▲相模鉄道と東京急行電鉄との相互直通運転向けに登場した20000系がローレル賞を受賞した。今年度の事業計画では12000系5編成の増備が優先されているが、数年後には20000系の増備も計画されるだろう。
この系列は日立製作所笠戸事業所で落成し、相模鉄道創立100周年を契機に進められている『デザインブランドアッププロジェクト』に基づいて車体塗装・前面デザイン・車内照明の統一コンセプトを掲げており、新製当初から“YOKOHAMA NAVYBLUE”(ヨコハマネイビーブルー)の塗装で登場しました。今まで他社線との直通運転を行わなかった相模鉄道が100周年を節目に都心直通を実現するため、他社線との直通運転が決定したことにより、車両の共通化を前提とし独自性が薄れていく中で明確なコンセプトを打ち出した後に車両の共通化に対応させる意欲が鮮明に出たことが評価されたようです。現在は1編成のみですが、今後増備が予想され、その時には『ローレル賞』の銘板も車内に掲出されることでしょうね。