2019年5月25日・26日に小田急電鉄海老名検車区(東側)で『小田急ファミリー鉄道展2019』が開催されました。2019年では25日は午前中の大事な用事と別路線での撮影をしていたので、今回は26日に訪問した時の様子をご報告させていただきます。
まずは伊勢原(OH36)から小田原線に乗車します。
3000形3083F(元3663F)。1210レ(土曜休日E65運用)。まさかまさかの展開で3083Fに遭遇、これに乗って海老名(OH32)へ移動しました。ここからは約3時間並び、10時の開場に合わせて会場内へ。
今回の展示車両は海老名検車区西側の49番構内留置線横の格納庫に静態保存されている初代ロマンスカー『SE』3000形3021Fの5両と最新鋭ロマンスカー『GSE』70000形70051Fの7両です。このうち保存車両のロマンスカー『SE』3000形3021Fについては一部車両の解体作業が予定されており、解体作業に入る前の最後の展示ということで、最新型ロマンスカー『GSE』70000形と並べて展示する大変貴重な機会というわけです。昨年は10月13日にラストランを終えたロマンスカー『LSE』7000形7004Fが展示されましたが、今年は初代ロマンスカーと最新鋭ロマンスカーが線路上で並ぶ(豪華共演)ということで、スケジュールを鑑みて26日の訪問に決めたのです。
まずは両者の並びが見られる新宿(OH01)寄りから。
左側の31番構内留置線にロマンスカー『SE』3000形3021F、32番構内留置線にロマンスカー『GSE』70000形70051Fという並びです。まだ朝早く並んでいたからなんとか撮れましたが、初代と最新型の並びにファンが殺到するのも無理はありません。
もともと西側の保管庫に収蔵されていたロマンスカー『SE』3000形3021F。展示前にはお色直しを実施して保管庫から線路を延伸して海老名検車区構内につなげ、構内移動する様子などが車両展示の出口付近のVTRで流されていました。
喜多見検車区から送り込まれた2019年ブルーリボン賞受賞車両のロマンスカー『GSE』70000形70051F。昨年は引退直前のロマンスカー『LSE』7000形の展示だったため、就役後初めての展示です。
ロマンスカーの大先輩であり、日本の高速鉄道に発展するきっかけを作った大先輩(『SE』)との並びに『GSE』も萎縮しきり?それでもこんな豪華な並びは最初で最後かもしれません・・・。
ロマンスカー『SE』3000形よりも新宿方に留置されているのは箱根登山鉄道のレーティッシュカラーの1000形1060F。なぜか塗装変更前によく表示していた『急行 新宿』表示。一時期はこの塗装で代走した経緯があり、私も印象に残っています。なおイベント終了後には深夜からの土曜休日111運用に入るものと思われます。
なぜ『急行 新宿』表示なのかは不明ですが、レーティッシュカラーの1000形と『急行 新宿』表示は非常にレアですね。
このあと『SE』と『GSE』の並びを見ようとご覧のとおり多くの撮影者が殺到。暑さと混雑との戦いで大変でした。
新宿寄り先頭車の『3021』。こちらはロマンスカーミュージアムに保存展示される予定です。
こちらは中間車の『3022』。保存車両縮小のため解体処分となる可能性があります。
こちらは中間車の『3023』。保存車両縮小のため解体処分となる可能性があります。
この『3023』には『A号車』と書かれたプレートがあります。
こちらは中間車の『3024』。保存車両縮小のため解体処分となる可能性があります。
この『3024』には『B号車』と書かれたプレートがあります。
行先表示のプレート。現在の特急『ふじさん』と同じ運転区間となりました。
最後に3025側から撮影して会場を離れました。混雑と暑さで約1時間20分の滞在で終えました。なおロマンスカー『GSE』70000形はよく撮っているので省略します。就役1周年のロゴは今月末なのでそれはしっかり収めました。
海老名検車区東側ではロマンスカー『MSE』60000形60051Fが27番構内留置線、『EXE』30000形30057Fが26番構内留置線で留置されていたので、その姿を収めました。このとき30057Fの相方30257Fは土曜休日N75運用に入っていたようです。
続いては本厚木(OH34)にて。1枚だけ撮影しました。
3000形3083F。3005レ(土曜休日E65運用)。まさかの3083Fに再会。撮影は以上です。
今回このようなイベントを開催してくださった小田急電鉄に感謝申し上げます。