2019年5月18日

【令和に登場】箱根登山鉄道3000形3003号車・3004号車が川崎重工業兵庫工場を出場、甲種輸送される

2019年5月17日、川崎重工業兵庫工場で落成した箱根登山鉄道3000形“ALLEGRA(アレグラ)”の両運転台車両の3003号車と3004号車の甲種輸送が実施されています。同形式の落成は2両固定編成の3101号車+3102号車以来ですが、1両単車の増備はこの2両が初めてとなります。

▲箱根登山鉄道の3000形“ALLEGRA”が新元号になって初めての1両単車が増備された。これは今年7月に引退するモハ1形モハ103号車+モハ107号車の後継(穴埋め、すなわち3000形によって置き換わる形)となるようだ。
▲2019年7月に惜しまれつつ引退するモハ1形モハ103号車+モハ107号車。同車両の特徴である吊り掛け駆動の音を楽しめるのもあとわずかだ。

今回登場した車両は機関車次位より3003号車+3004号車となっており、前照灯は3001号車・3002号車のHID式から3003号車・3004号車ではLED式に変更されています。1両単車のため同形式の単車同士をつなげた2両編成や3100形3101号車+3102号車および1000形・2000系の2両固定編成と連結のうえで3両編成で運用される場合もあります。なお甲種輸送時にスカートは装着されていませんでした。この3003号車・3004号車は2019年7月に引退する吊り掛け駆動のモハ1形モハ103号車+モハ107号車の後継として登場したものです。基本的な仕様は3001号車・3002号車に準じたものとなりそうですが、前照灯など一部の仕様は変更していそうですね。