2019年5月18日

【メルヘン顔では初】東日本旅客鉄道205系5000番台千ケヨM35編成がインドネシアに譲渡(16編成/42編成)

2019年5月17日に、東日本旅客鉄道205系5000番台千ケヨM35編成(クハ205-145以下8両)がインドネシアへ譲渡するため、所属先の京葉車両センターから総合車両製作所新津事業所までの配給輸送列車が運転されました。牽引機はEF64形1030号機が担当しました。

▲元号が平成から令和となって最初にインドネシアに渡るのはなんと『メルヘン顔』で5000番台に改造された205系5000番台千ケヨM35編成(しかも元0番台のメルヘン顔)。編成番号札は『16』に交換され、最後尾の行先表示はLED表示器を模した『むさしのドリーム ジャカルタ』であった。

同編成はもともと武蔵野線向けとして新製配置された同系列0番台(当時:八トタE1編成を名乗る)の1編成目で、豊田車両センターから現在の所属先である京葉車両センターに転属した際に『千ケヨM61編成』とされました。しかし205系の制御装置のインバータ化(東洋電機製IGBT素子への更新)で当該編成も対象とされ、中間電動車のみ5000番台に変更され、『千ケヨM35編成』を名乗りました。このためメルヘン顔の205系では唯一の5000番台であり、希少な存在でもありました。最後尾の前面部種別行先表示器にはLED表示器を模した『むさしのドリーム ジャカルタ』と表示されました。なお元号が令和となってからの海外譲渡はこの編成が初めてです。千ケヨM35編成の海外譲渡により、残る205系0番台・5000番台は合わせて8両26編成(合計208両)となりました。武蔵野線では制御装置を更新した209系500番台の転入が終了間近ですので、それ以降は205系0番台・5000番台の譲渡とE231系0番台の転入の動きが続きそうです。