2018年4月21日

東日本旅客鉄道209系500番台元八ミツC504編成、転用改造工事へ

2018年4月17日、東日本旅客鉄道209系500番台元八ミツC504編成(クハ209-504以下10両)が転用改造工事のため郡山総合車両センターに配給輸送され入場しました。

▲209系500番台元八ミツC504編成は郡山総合車両センターに入場した。同編成は4両に短縮され3500番台となって川越車両センターに転属し川越線・八高線に転用されるものと思われる。番号は3500番台宮ハエ54編成と予想される。
▲209系500番台元八ミツC516編成は秋田総合車両センターを出場した。同編成は8両に短縮され500番台のままに京葉車両センターに転属し武蔵野線に転用された。この場合は千ケヨM73編成の続番である『千ケヨM74編成』になるものとみられる。なお、転用工事に際して機器更新工事が実施されている。

中央・総武線から撤退した209系500番台のうち元八ミツC501編成・元八ミツC502編成は付随車と電動車1ユニットの6両ずつを廃車し、3500番台の宮ハエ51編成(クハ209-3501以下4両)・宮ハエ52編成(クハ209-3502以下4両)となって川越車両センターに転属したほか、元八ミツC516編成は付随車2両を廃車し、500番台のままで千ケヨM73編成(クハ209-515以下8両)に続く武蔵野線色となって京葉車両センターに転属しましたので、車両番号から考えると元八ミツC504編成は3500番台となって川越線・八高線向けに転用され、205系3000番台や209系3000番台・3100番台を置き換えていくものと思われます。一方の元八ミツC516編成は500番台のまま8両に短縮され、武蔵野線向けに転用されました。転用車種の車両番号と現在の武蔵野線向け同系列500番台の番号から考えると千ケヨM73編成の続番にあたる千ケヨM74編成になるものと思われます。実は209系500番台の入場先、転用路線についてある共通点を発見したことに根拠があります。

209系500番台は郡山総合車両センターまたは秋田総合車両センター(青森改造センター)で転用改造工事を受けていますが、入場経歴を確認してみると、郡山総合車両センターに入場した編成は川越線・八高線秋田総合車両センター(青森改造センター)に入場した編成は武蔵野線にそれぞれ転用されているようなのです。そうなると元八ミツC503編成・元八ミツC504編成は川越線・八高線、元八ミツC506編成は武蔵野線が転用先になるものと思われます。

【209系500番台転用改造工事の状況(2018年4月21日現在)】
< >・・・入場先 [  ]・・・転用路線
水色は入場中 橙色は転用改造工事施工済み

八ミツC501編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ51編成
八ミツC502編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ52編成
八ミツC503編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ53編成《予想》
八ミツC504編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ54編成《予想》
八ミツC505編成・・・<??>[??????]
八ミツC506編成・・・<秋田>[武蔵野線]500番台千ケヨM??編成《予想》
八ミツC507編成・・・<??>[??????]
八ミツC508編成・・・<??>[??????]
八ミツC509編成・・・<??>[??????]
八ミツC510編成・・・<??>[??????]
八ミツC511編成・・・<??>[??????]
八ミツC512編成・・・<??>[??????]
八ミツC516編成・・・<秋田>[武蔵野線]500番台千ケヨM74編成


※注意※
八ミツC512編成の次が八ミツC516編成なのはクハ209-513以下が千ケヨM71編成、クハ209-514以下が千ケヨM72編成、クハ209-515以下が千ケヨM73編成となっているため。