2018年4月27日

東日本旅客鉄道E231系0番台八ミツB11編成が組成変更工事で4M6Tから6M4Tに

2018年4月24日、東日本旅客鉄道E231系0番台八ミツB11編成(クハE231-11以下10両)が入場先の秋田総合車両センターを出場し配給輸送されました。この編成は制御装置の機器更新工事が施工されているほか、6扉車1両組み込み編成から全車4扉車編成に変更されています

▲E231系0番台八ミツB11編成は6扉車組み込み編成から全車両4扉車編成となったが、どうやら中央・総武線に残留する可能性が高い。今回は6扉車と付随車1両の2両を抜き取り、他路線転用の際に余剰となっていた電動車2両を組み込んで10両編成とし、電動車の比率が上がっている。

この編成はもともと5号車に6扉車のサハE230-11が組み込まれており、電動車と付随車の比率は4M6Tとなっていましたが、今回の入場により6扉車のサハE230-11と、2号車に組み込まれていたサハE231-31が編成から抜かれ、その代わりに転用改造工事の際に余剰となった元八ミツB5編成に連結されていたモハE230-9+モハE231-9の電動車ユニット(つまり、元八ミツB5編成が川越線・八高線向けのE231系3000番台宮ハエ41編成として転用した際にその対象外となった車両)を機器更新工事を施工したうえで組み込み、E231系500番台(八ミツ)と同じ全車4扉車の組成とするために電動車と付随車の連結位置を変更し、4号車と7号車を付随車、それ以外の中間車を電動車としています。今回のモハE230-9+モハE231-9の1ユニットは新5号車・新6号車として組み込まれ、新たに4号車となるサハE231-32には弱冷房車のステッカーが貼付されています(E231系500番台では4号車のサハE231形600番台が弱冷房車にあたる)。今回この八ミツB11編成は2両を付随車から電動車に変更して連結位置を変更することにより中央・総武線向けとして三鷹車両センターに残留するものと思われます。また同じく転用改造工事の際に元八ミツB6編成(現在のE231系3000番台宮ハエ42編成)に組み込まれていたモハE230-11+モハE231-11の電動車ユニットが残されているため、もう1編成、中央・総武線に残留する編成が出てくるものと思われます。