2018年4月24日の平日A37運用(6821レ~7107レ)より、小田急電鉄3000形で日本車両製造1次車(ワイドドア車)の3252Fの種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新されています。なお同日は再出庫前の運用として平日A31運用(6805レ~6800レ)に充当されていました。
▲3000形では日本車両製造で製造された7次車、川崎重工業兵庫工場で製造された8次車以降の編成で種別行先案内表示器がフルカラーLED式となっているが、7次車以前で1次車ワイドドア車の種別行先案内表示器がフルカラーLED式となるのはこの3252Fが初めてのことである(写真は2016年6月撮影)。
▲3251F~3258Fの側面部に搭載されている種別行先案内表示器。3色LEDの場合は『快速急行』と『各駅停車』に入る場合で種別と行先が交互表示になる。
私は24日に6805レ(平日A31運用)で偶然にも目撃しており、3252Fの3色LED式としての姿は平日A31運用が最後となってしまいました。3000形の最初となる1次車の4編成は2001年度に製造されており、登場から実に約17年が経っています。2018年3月17日のダイヤ改正を契機に種別行先案内表示器のROM更新が行われ、字体が明朝体からゴシック体になりましたが、このときはいまだに3色LED式のままでした。その際には表示器のサイズ(3251Fから3258Fまでの8編成では横128ドット、縦32ドット)の関係で『快速急行』だけでなく『各駅停車』(『各停』から表示変更)も行先との交互の表示に変更されていました。フルカラーLED式へ更新された際には『各駅停車』『行先』と交互表示から『各駅停車 行先』に再び変更されているようで、3000形1次車・2次車向けとして新たにフルカラーLED式の種別行先案内表示器に新調したものと思われます。フルカラーLEDとなった3252Fの『快速急行』と行先の表示がどうなるか気になりますねぇ。
3000形の登場から約17年が経っていますが、6両編成のA運用(単独運用)だけでなく、1000形や8000形(いずれも4両編成、前者は未更新編成のみ)と連結して10両編成のE運用に入ることもあり、3色LED式の種別行先案内表示器の劣化がかなり進んでいたものと思われます。今後このフルカラーLED式の表示器が1次車の他編成や2次車以降にも波及するのか注目されています。なお3252Fは25日に平日A38運用(7004レ~5328レ)に入っていましたので、大野総合車両所に入庫し、26日は平日A39運用(5109レ~5290レ・5313レ~5331レ)に流れるでしょうか。