2018年4月8日

東京地下鉄が2018年度事業計画を発表

東京地下鉄が2018年3月26日に2018年度事業計画を発表しました。投資額は約1,880億円です。

▲【車両面】日比谷線の新型車両13000系の追加増備が引き続き行われ、今年度は7両13編成(231両)が近畿車輛で製造される。昨年度には13117Fまでが増備されたので、13118Fから13130Fの各編成が登場するようだ。また丸ノ内線新型車両2000系は4編成が製造される。
▲【設備面】東京地下鉄で次々と導入されているホームドア。今年度はすでに一部駅で設置されている銀座線・東西線・半蔵門線・千代田線の22駅に設置され、千代田線では綾瀬(C-19)と北綾瀬(C-20)を結ぶ北綾瀬支線以外で初めて設置される。

車両面では千住検車区向けに13000系13編成(91両)の追加増備と中野検車区向けに新型車両2000系4編成(24両)の製造が行われます。13000系では44編成(03系よりも2編成多い)、2000系では53編成(02系6両編成と同数)の製造が予定されており、13000系は残り27編成分となります。2000系は銀座線上野検車区向けの1000系と同じく日本車両製造豊川製作所製造となるでしょうか。また半蔵門線では2020年度(~2021年3月)に鷺沼検車区所属の08系以来となる新型車両が導入される予定です。

【設備面】
設備面では銀座線(表参道[G-02, Z-02]、溜池山王[G-06]、虎ノ門[G-07]、新橋[G-08]、銀座[G-10]、京橋[G-10]の各駅)・東西線(高田馬場[T-03]、早稲田[T-04]、神楽坂[T-05]、飯田橋[T-06]の各駅)・半蔵門線(渋谷[Z-01, G-01]、表参道、青山一丁目[Z-03]、永田町[Z-04]、半蔵門[Z-05]の各駅、九段下[Z-06, T-07]では前倒しで設置済み)のほかに、新たに千代田線(本線:代々木公園[C-02]、赤坂[C-06]、国会議事堂前[C-07]、日比谷[C-09]、二重橋前〈丸の内〉[C-10]、湯島[C-13]、北千住[C-18]の各駅)へのホームドア設置、駅の大規模改良工事(東西線の茅場町[H-12, T-11]、木場[T-13]、ホーム増設の南砂町[T-15]の各駅を予定)および飯田橋~九段下間の折り返し線新設、千代田線のホーム延伸工事(北綾瀬、今年度中の供用開始を予定)、銀座線の駅リニューアルおよびホームの移設・改良工事(後者は渋谷で2面2線から1面2線になる予定、同駅以外の全駅にはホームドアが設置される予定)が実施されます。このうち、千代田線では小田急電鉄ロマンスカー『MSE』60000形が『メトロモーニングウェイ』『メトロホームウェイ』『メトロはこね』『メトロえのしま』(『メトロえのしま』は土曜休日のみ)で乗り入れ、北千住(臨時特急『メトロおさんぽ号』は北千住と湯島)に停車しますが、メトロ直通特急停車駅のホームドアが設置されるのは北千住が初めてとなります。同形式はホームドアに対応しているかどうか不明ですが、今後のホームドア設置に伴い、何らかの対応工事がとられる可能性もありそうです。