2018年4月30日

相模鉄道が2018年度事業計画を発表

2018年4月26日に相模鉄道が2018年度事業計画を発表しました。投資額は約126億円(路線バスを含む)です。今回は鉄道のみで【車両面】と【設備面】に分けて紹介します。

【車両面】
▲昨年投入された20000系(写真)に続く新型車両『12000系』が1編成(10両)導入される。編成番号は『12101F』と予想される。20000系では初めて個別ドアスイッチが設置されたため、12000系でも半自動ドアスイッチ付きの車両となるのだろうか。
▲9000系のリニューアル更新工事は1編成、8000系のVVVFインバータ更新工事は2編成、冷房システムの改良は1編成の施工となる。9000系の2代目塗装車は9701F・9706F・9707Fの3編成のみであり、唯一の幕車である9701F、車番の字体が異なる9707Fに注目だ。

車両面では20000系20101Fに続く新型車両『12000系』1編成(12101F)の導入を発表しました。この系列は2019年度下期に相模鉄道本線と東日本旅客鉄道の直通線向けとして導入されるものです。また9000系では1編成のリニューアルが施工され(リニューアル車5編成目)、8000系2編成の制御装置の機器更新工事が施工されます。9000系は9701F・9706F・9707Fが2代目塗装のままで残っており、動向が注目されます。8000系もあの豪快な日立製作所製GTO素子がどんどん減って寂しくなりそうです。

【設備面】

▲上りの高架化工事が進む本線星川(SO-05)。現在も上り線で鋭意工事中である。

▲駅舎リニューアルが進む二俣川(SO-10)(2017年10月撮影)。

設備面では駅舎リニューアルや待合室の設置、行先案内表示器の設置などが予定されており、駅舎リニューアルは西横浜(SO-03)、緑園都市(SO-33)、弥生台(SO-34)の各駅、待合室の設置は西横浜、鶴ヶ峰(SO-09)、弥生台の各駅、行先案内表示器の設置は西横浜、上星川(SO-07)、南万騎が原(SO-31)、弥生台、ゆめが丘(SO-36)の各駅を予定しています。二俣川では駅舎リニューアルを進めるほか、海老名(SO-18)では改札口の新設、ホームドアの設置、保育設備の整備と駅舎の建て替え工事を行います。ホームドアについては今年度の整備予定の駅はありませんが、ホームの補強工事と列車定位置停止装置(TASC)の導入を予定しています。