2025年6月16日、東日本旅客鉄道国府津車両センター所属のE231系1000番台都コツK-02編成が自走で東京総合車両センターに入場しました。すでにドアエンジンの更新は済んでおり、制御装置など残る未更新だった機器の更新が行われるものと思われます。これにより同系列の国府津所属編成から『墜落インバータ』がほぼ完全消滅となります。.JPG)
▲2023年8月の衝突事故により東京総合車両センター構内に留置されているE231系1000番台都コツS-14編成。この編成はまだ制御装置未更新の状態だが、現在でも運用はできない。
残る制御装置未更新編成は2006年以降に小山車両センター向けに追加導入された増備編成の一部のみとなっています。小山車両センター所属の初期編成は基本編成が都ヤマU522編成、付属編成は都ヤマU2編成を最後に制御装置更新工事が完了しましたが、国府津車両センター所属の全編成でもまもなく完了となる見込みで、基本編成は都コツK-02編成、付属編成は実質都コツS-02編成を最後についに制御装置更新が完了することになります。まだ完全に消滅したわけではありませんが、小山車両センター所属の増備車でもごくわずかにまで減少しており、私もここ最近は制御装置未更新の編成に当たることが少なくなりました。小山車両センターに所属する増備編成で、同系列最後の機器未更新編成として残るのはどの編成になるのでしょうか。増備車でも付属編成を中心に制御装置更新工事が進んでいます。2025年以内には特徴のあった『墜落インバータ』が消滅する可能性が現実味を帯びてくるだけに、出会えたらぜひとも録音しておきたいですね。