2025年6月25日の平日114運用で小田急電鉄海老名検車区に入庫し留置されていた小田急箱根鉄道専任編成の小田急電鉄1000形1063F(4両固定編成)が同日夜に大野総合車両所に回送され同88番構内留置線に入場しています。ワンマン運転対応改造工事施工のためと思われます。.JPG)
▲小田急箱根鉄道専任編成の1000形1063Fが6月25日夜に大野総合車両所に自走回送され、26日からそのまま入場した。前回の1064Fに続いてワンマン運転対応工事が実施され、クハ1163・クハ1063の電気連結器は撤去となり、小田急箱根鉄道専任編成から電気連結器が消滅となった。.JPG)
▲前回施工の1000形1064F。結果的には逆連番の形でワンマン運転対応工事が行われた。
1000形1063Fは同形式の2015年度のリニューアル更新工事施工編成(1095F・1096Fの登場前に施工済み)で、約10年で電気連結器が撤去された形になりました。この動きから小田急箱根鉄道専任編成は全4編成で電気連結器が撤去となり消滅したことになります。2026年春頃から小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間でロマンスカーを除きワンマン運転を開始することを発表していますので、全4編成の改造工事終了後に、どこかのタイミングでワンマン運転の試験を行う可能性があります。2026年3月のダイヤ改正をもって小田急箱根鉄道区間の小田原~箱根湯本間で車掌は乗務しなくなる見込みです。なお平日114運用で小田原線新松田(OH41)まで直通する列車(7022レ)がありますが、小田急箱根鉄道区間のワンマン運転化でどうなるのでしょうか。存続すると仮定すると車掌乗務は小田原→新松田のみと思われます。
【小田急電鉄1000形のワンマン運転対応状況】※小田急箱根鉄道専任編成のみ
《ワンマン対応中》4両固定編成1編成( 4両) 1063F
《ワンマン対応済》4両固定編成3編成(12両) 1064F・1065F・1066F
【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2025年6月27日現在 合計98両 下線部は小田急箱根鉄道専任(電気連結器撤去済み)
* 4両固定編成…7編成(28両)
内訳…1057F・1063F・1064F・1065F・1066F・1067F・1069F
内訳…1057F・1063F・1064F・1065F・1066F・1067F・1069F
*10両固定編成…7編成(70両、大規模改造30両)
内訳…1091F・1092F・1093F・1094F・1095F・1096F・1097F
内訳…1091F・1092F・1093F・1094F・1095F・1096F・1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成(1097Fは元8両固定編成の付随車も)改造。