2025年6月21日

本日の小田急電鉄小田原線・江ノ島線撮影 ~2025.06.21 『小田急通勤車両図鑑 ー1ー 1000形撮影会』SP~

2025年6月21日は小田急電鉄を撮影しますが、今回は『小田急通勤車両図鑑 ー1ー 1000形撮影会』に参加してきましたので、その様子を報告します。なお私自身の予定の都合から朝方に用事を済ませる必要があるため、午後からの第3回の参加となったことをご了承ください。

その前に少し撮影をしましたが、江ノ島線湘南台(OE09)でまさかの出会いを果たします。
8000形8260F5156レ(土曜休日A22運用)。西武鉄道譲渡候補の6両固定編成がやって来ました。この日は奇跡的に記録したい8000形が江ノ島線相模大野(OH28)~藤沢(OE13)間を中心に運用されており、少し待ってみることに。
8000形8253F5160レ(土曜休日A29運用)。今度は西武鉄道譲渡の対象外とみられる編成が来ました。何気に3色LED式で撮れたのは嬉しかったですね。8000形8258F5163レ(土曜休日A27運用)。逆に今度は単独となった3色LED式の8258Fが来ました。こちらも譲渡対象外と見込まれます。なお8000形8058Fの相方は3000形3258Fに変更となっており、異なる形式で番号の末尾が揃っています。

続いては小田原線海老名(OH32)にて。
ロマンスカー“EXE”30000形30057F+30257F0013レ(土曜休日N43N63運用)。湘南台から相模大野(OH28)乗り継ぎで乗った小田原線列車の後続がなんとロマンスカー“EXE”30000形でしかも前面部の愛称表示器を残している3色LED式の30057F+30257Fがやって来ました。乗車途中にすれ違いましたが、前面部の愛称表示器が使用停止(側面部はフルカラーLED化)とされた30055F+30255Fにも出会いました。同編成にはとてつもない違和感ありました。

改札口を出て昼食を済ませた後に、海老名検車区の門前で待機し、小田急トラベル担当者の案内で入っていきます。
今回の使用車両は小田急箱根鉄道専任の1000形1065F。2023年に通勤形電車をすべて並べた撮影会ではこの編成が使用されましたが、その際には電気連結器の撤去やワンマン運転対応の工事が施工されるとは想像していませんでした。就役35周年記念撮影会では1066Fが使用され、どちらも小田急箱根鉄道区間のワンマン運転対応工事が施工済みです。

このとき種別行先は『急行秦野(OH39)』とかつて10両編成に存在した定期運用のものとなっていました(ただし輸送障害などで秦野折り返しが誕生した場合は同駅発着の急行が見られる可能性がある)。この種別行先と毎年1月1日のみに延長運転で見られる『急行片瀬江ノ島(OE16)』が交互に表示されることとなります。

ヘッドマークはなんか見覚えがあるなと思ったら就役35周年の時に1066Fに掲出されていたものと同一でしたので、撮影は省略しています。付近にいたイベント担当者に聞いたところ1000形の過去のヘッドマークは少ないとあって結局はこれになったのだそう。
1000形4両固定編成で完全な小田急箱根鉄道専任編成となった1065Fでこの種別行先の表示は違和感がありますが、電気連結器撤去後も優等種別などの種別行先表示はそのままとなっていますので、表示自体は不可能ではありませんが、基本的にイベントでしか見られません。
電気連結器撤去後のクハ1165・クハ1065のスカート部分。形状は10両固定編成とほぼ同一に見えますが、電気連結器があった部分を塞ぐように取り付けた痕跡が見られます。このために4両固定編成でありながら、10両固定編成と同じ雰囲気を感じます。
種別行先表示が一旦消された後、『急行片瀬江ノ島』に変わりました。かつては見られた種別行先ですが、現在は1月1日の下り急行2本の延長運転(所定は藤沢行き)でしか見られません。
なお今回のツアーは海側側面部・山側側面部を移動する形で撮影時間を設けつつぐるっと1周する形ではありますが、側面部の撮影も設けられたほか、4両固定編成と短いためクハ1065側からも撮影が可能になっていました。台車は制御車がFS-034付随台車、電動車がFS-534電動台車(元6両固定編成や10両固定編成の制御車・付随車も同様)となっています。
この編成は1990(平成2)年に旧東急車輛製造で製造されて2020(令和2)年にリニューアルされています。車内銘板は製造当初からは異なっていますが、平成となって1年後に登場し、令和になって1年後にリニューアルされるという、奇跡的な展開を迎えていたのですね。
制御装置は三菱電機製のSiC素子ですが、リニューアル前はGTO素子で、東京地下鉄千代田線直通対応車両だったので、登場当初はGTO素子のソフト音が純電気ブレーキ未更新でした。

なお同編成にワンマン運転対応改造工事が施工済みですが、すでに1066Fで記録済みなので省略します。ちなみに西武鉄道でも9000系にワンマン運転改造工事が施工された編成が登場。側面部安全確認カメラも付いていますので、標準装備となるかもしれませんね。
イベントでの撮影会では上り方から撮影することはあまり多くなくクハ1065側から撮影するのはある意味新鮮でした。なお種別行先表示は海側側面部への移動中に『団体専用』に変更されています(リニューアルの際には千代田線の種別行先が消去された)。
種別行先表示は再び『急行秦野』に戻りました。前照灯はハイビームとロービームの2種類が設定されましたが、尾灯はそのままです。今後他形式の撮影会でも上り方から撮る機会があるかもしれませんね。
終盤はヘッドマークなしの状態で撮りましたが、一部のみとさせていただきます。

今回このようなイベントを開催してくださいました関係者の皆様に感謝いたします。