2025年6月29日初電車より、西武鉄道新宿線・国分寺線・西武園線が乗り入れる東村山(SS-21,SK-05)の下りホームである4番ホーム・5番ホームが高架化され、新ホームの共用を開始、同時にホームドアの稼働が開始されました。高架化以前は4番ホームに新宿線の下り一般種別列車、5番ホームに下り特急『小江戸』が使用していました(かつては5番ホームで上り特急『小江戸』を接続待避した新宿線上り列車があった)。
▲(イメージ)新宿線・拝島線系統で運用される20000系20105F(3代目『L-train』でデザインは変更済み)。東村山は有料座席指定列車の『拝島ライナー』を除き、特急『小江戸』を含む全定期旅客列車の停車駅である。%20at%20Tamagawa-josui%20Train%20Base).JPG)
▲(イメージ)国分寺線全線と拝島線一部区間で運用される『サステナ車両』の8000系8103Fも発着ホームは異なるが東村山まで乗り入れている。団体専用列車で走行した際には高架化前の東村山4番ホームに少々停車していた。
東村山の4番ホーム・5番ホームは新宿線の下り本線と特急『小江戸』が発着するホームで、高架化前は4番ホームに一般種別列車、5番ホームに下り特急『小江戸』が停車する形で誤乗防止が図られていました(ホームは変わるが実質緩急接続の形)。高架化後も4番ホームに下り一般種別列車、5番ホームに下り特急『小江戸』が発着しています。かつて5番ホームは上りの待避にも使用されていたことがあり、実際に一般種別列車(急行以下)が特急『小江戸』との緩急接続を取っていたことがあります。私も7~8年前に利用していた時に東村山で接続待避があったからこそ、特急通過駅から上り各駅停車などで移動し、所沢(SS-22)で特急『小江戸』に乗り継いでいたので(所沢・東村山~西武新宿(SS-01)間の特急料金は同じ)、その時を思い出しました。しかし連続立体交差事業の進捗により東村山上りホームでの接続待避が不可能となり(下りは継続)、上り列車については新所沢(SS-24)ないし田無(SS-17)での特急『小江戸』の通過待避に変更されています。このため今までは快速急行を除く一般種別列車が特急『小江戸』を待避する光景として東村山まで逃げ切る列車がありましたが、それが不可能となったことで、上り列車では所沢の2つ手前の新所沢、ないし東村山の4駅先の田無でしか待避ができませんので、入曽(SS-25)・新所沢・航空公園(SS-23)から所沢・東村山乗り継ぎでの特急『小江戸』への乗車がやや不便になっているようです(ただし同一ホームでの乗り継ぎのため思った以上に不便ではない)。新所沢・航空公園では新所沢始発の各駅停車もあるのですが、入曽では本川越発しかないため、同駅から所沢・東村山での『小江戸』乗り継ぎの際には注意が必要なようです(私も8000系イベント終了後に新所沢始発の各駅停車から特急『小江戸』に乗り継いだことがあり、その際に各駅停車を田無で追い抜いた)。
残る国分寺線ホーム(1番ホームは使用停止に伴い欠番、主に2番ホーム)・西武園線ホーム(3番ホーム)、新宿線上りホーム(6番ホーム)の順番で高架化が実施される予定となっていますが、全ホームの高架化後に新宿線と国分寺線の直通運転は復活するのでしょうか。今後の進捗に期待しましょう。