2025年6月18日、東日本旅客鉄道185系で最後まで残っていた新幹線リレー塗装復刻の0番台都オオC1編成(クハ185-2以下6両)が所属先の大宮総合車両センター東大宮センターから長野総合車両センターに配給輸送されました。同編成は廃車解体処分になるものと思われます。.JPG)
▲1981年の登場・就役から約44年、185系がついに形式消滅へ。最後まで残った0番台都オオC1編成がついに廃車に。この編成はもともと5両固定編成だったが、中間付随車を抜き取り、都オオC2編成の中間電動車2両を組み込んで6両固定編成に組成され、200番台都オオB6編成とともに団体専用列車や臨時特急『185(いっぱーご)』として活躍していた。.JPG)
▲185系200番台都オオB6編成はストライプ塗装のまま廃車。2021年に定期営業運転を終了してから約4年で同系列が完全消滅となる。
今回新潟車両センター所属のEF64形1031号機の牽引により配給輸送された185系0番台都オオC1編成はもともと5両固定編成の付属編成であり、東海道線内を基準に熱海(JT-21)寄りからクハ185-2+サハ185-1+モハ184-2+モハ185-2+クハ185-102の11号車~15号車として組成されていました。この当時号車番号はA編成からの続番ですが、B編成と連結する場合に限り8号車~10号車が欠番となっていました。2021年に定期営業運転を終了したあと、団体専用列車などで活躍を続けていた200番台都オオB6編成の予備的な存在になる編成として、サハ185-1を抜き取って0番台都オオC2編成からモハ184-8+モハ185-8を組み込んで、ストライプ塗装のまま6両固定編成になりました。号車番号は1から振り直され、クハ185-2+モハ184-8+モハ185-8+モハ184-2+モハ185-2+クハ185-102の組成で団体専用列車として活躍していました。ところがストライプ塗装での団体専用列車運用は数える程度で、そのあと新幹線リレー塗装に復刻されて(ただし登場当初の新幹線リレー塗装は200番台であったため、0番台と200番台の塗装がある意味逆になっていた)、結果的に最後まで残存する結果となりました。なお大宮総合車両センターにはクハ185-110(すなわち都オオC5編成の15号車先頭車)が前面部のみですが保存されています。
普通列車から快速列車(主に臨時運用)、特急列車(臨時運用を含む)まで約44年間、昭和・平成・令和と活躍した185系電車、ついに最後のお別れとなってしまいました。この動きにより東日本旅客鉄道の国鉄時代から存在する特急形車両で編成を組める車両が消滅となります。私も同系列使用の東海道線下り普通列車で何度か乗車したことのある思い出のある系列でしたから、改めて『ありがとう』の言葉を送りたいと思います。
~185系0番台・200番台、約44年間の活躍をありがとう!~