2025年6月5日

【プチ“EXEα”化?】小田急電鉄ロマンスカー“EXE”30000形30055F+30255Fの前面部・側面部愛称行先案内表示器が更新される

2025年6月5日の平日N46N66運用(0904レ・秦0606→宿0709)より、小田急電鉄海老名検車区に2日間にわたって予備留置扱いで西側ピットに留置されていたロマンスカー“EXE”30000形30055F+30255Fの愛称行先案内表示器が従来の3色LED式から白色LED式(フルカラーLED式)に更新されました。なお前面部の愛称表示器は使用停止(非表示)となっているようです。
▲新型ロマンスカーに置き換えられる予定のロマンスカー“EXE”30000形30055F+30255Fが海老名検車区での数日間の留置のうちに愛称行先表示器を更新していたことが判明。前面部の愛称表示器は無表示(使用停止)となっている。ある意味プチ“EXEα”化されたことに。
▲ロマンスカー“EXE”30000形は4両固定編成・6両固定編成ともに2編成ずつ(合計20両)のみのため、予備留置を利用すれば30057F+30257Fでも更新が行われそうだ。このため前面部の愛称表示器は実質見納めに。側面部の愛称行先表示器では“EXEα”と同じタイプのものが使用されているものとみられ、車内案内表示器の更新も実施されていそうだ。
▲実質見納めとなってしまった前面部の愛称表示器。前面部に堂々と『回送』・『さがみ』・『はこね』・『スーパーはこね』と分かりやすい表示だったので、使用停止状態にショックを受けた方もいるのではないだろうか。
▲フルカラーLED化されたものと思われる車内案内表示器と側面部愛称行先表示器。こちらも3色LED式からの更新となっている。表示内容は更新前と変化ないが、内外の案内表示器更新の波はロマンスカー“EXE”30000形にも及んでしまった。

新型ロマンスカーへの置き換えが発表されたロマンスカー“EXE”30000形30055F+30255Fが車両リニューアルを受けずに(かつその対象から外れていた編成で)愛称行先表示器を更新したのは異例です。同形式は旧川崎重工業兵庫工場(現在の川崎車両株式会社)で製造された編成を含めて日本車両製造豊川製作所にて“EXE”から“EXEα”にリニューアルされる際には前面部の愛称表示器は撤去され、側面部の愛称行先表示器が白色(フルカラー)LED式に、車内の案内表示器がフルカラーLED式に更新されるのが定番となっていましたので、未更新車でありながらこのような更新が行われるのは初めてのことです。なお未更新車の前面部の愛称表示器自体は残っているものと思われますが、使用を停止しているものとみられます。同日に運用がなく予備留置となっていたロマンスカー“EXE”30000形30057F+30257Fも更新作業が実施されているものと思われます。実質前面部の愛称表示器、3色LED式が早くも見納めとなってしまいました。

【追記】30057F+30257Fは未更新のままとなっています。記録はお早めに!